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書籍:【心が軽くなる「老後の整理術」】


書籍:【心が軽くなる「老後の整理術」】

シルバー世代間の悩みの一つに持ち物の整理ができないケースがあります。

「心が軽くなる「老後の整理術」」の本の中身は、持ち物の整理以外にも、子どもや孫とのシンプルな付き合い方など、老後の対人関係の整理術についても明快に書かれてます。

子供や孫に好まれたいと思い、自身の生活費を切り詰めてまで援助をするのは本当に不自然なことです。

元気が良い内にできるだけ早く、身の回りの物や人との関係を見直すことで、老後を快適に過ごせます。

この記事では、さくさくと身辺を整理して、第二の人生を健康に生きる方法をお伝えします。

シニア世代の家が恐怖のゴミ屋敷になる理由

シニアの場合、ものを大切にする癖のある人は、ゴミ屋敷になりやすい傾向にあります。

シニアになると体力も気力も衰えてきて、「いつかか片付けなければ」と思いながらもなかなか実行に移すことができないようです。

ゴミ屋敷に住むシニアの心理として圧倒的に多いのが「もったいない」という考え方です。

何でもため込むクセが、年配者がゴミ屋敷生活に陥るきっかけです。

もの忘れも進み、探し物が見つからないと、同じものを買ってしまうことが多く、持ち物がどんどん増えていきます。

実は私も文房具などを探す前に買ってしまうことが多く、ハサミや修正液、ボールペンなどがあちこちにあります。

 

・高齢者がゴミをため込むのは認知症かも?

高齢者夫婦やひとり暮らしの高齢者の実家が、帰省するたびにゴミ屋敷化しているようなら、認知症を疑ってみる必要があります。

身近なパートナーが認知症になっていても夫婦とも同じような生活をしていると、散らかった状態が当たり前の感覚になってしまいます。

また、認知症が進むと、ゴミ出しの日を忘れたり、分別方法が分からなくなって、ついゴミをため込んでしまうようです。

こうなってしまうとまわりの人のサポートが必要となってきます。

「転ばぬ先の杖」年を取るほど身軽になろう!

もったいないとの思いから物を捨てられず、物が溢れすぎて肝心な時に必要なものが見つからず、また買ってしまい、どんどん物が増える暮らしをしているシニアは、できる限り処分して身軽になりましょう。

終活のひとつに断捨離があげられることが多いようですが、還暦や退職などをきっかけになるべく早く不要なものを処分しておくようにしたいものです。

高齢者になると、家の中で転び、骨折などが原因で寝たっきりになる率も高くなります。

床には何も置かないようにして、広々と使えるようにしておきたいものです。

 

・安全と健康のために物を処分する

地震や火災時のことを考えたら不用品の中で暮らすリスクは大きく、助かる命も落しかねません。

また、うず高く積まれた荷物の隙間にはホコリがたまり、アレルギーの原因にもなります。

愛着があるからとか、新品だから、頂き物だからなど、捨てられない理由は様々でしょうが、「何とかしなくては物に埋もれて死んでしまう」と思える意識があるうちに、1日ひとつずつでも処分するようにしましょう。

エンディングノートを書いて心と身辺の整理をする

第二の人生を健やかに生きるためにも、エンディングノートは気力があるうちに書いておきましょう。

歳を重ねるとともに目も悪くなるし、文章もまとまらなくなります。

今日が一番若い日です。

つらつらと思いつくまま書いておくだけでも、遺された家族は「もしもの時」にアタフタせずに住みます。

書いておきたいことは、自分の家の家紋、菩提寺、宗派などや、お墓をどうするかや葬儀の規模、延命処置についてなどです。

また、財産があれば、預貯金、有価証券、不動産などについてや趣味で集めたものなども書いておくようにしましょう。

子どもや孫、夫婦や友人などの関係と気持の整理について

心が軽くなる「老後の整理術」の中には、人間関係の整理についても書かれています。

若いうちはできるだけたくさんの人と関わり、視野を広げたいと思いますが、高齢者になると体力も気力も衰え、お付き合いが負担に思われるようになります。

それは自然なことなので、負担になるなら断ればよいのです。

ただ、子どもや孫などの関係は血がつながっているため、簡単に付き合わなければよいというわけには生きません。

しかし、子どもや孫のスポンサーとなることはやめておきましょう。

年金暮らしの中から日々の生活費をやりくりして、孫や子どものために投資できるうちはよいものの、年寄り世代も住宅のメンテナンス費や電気製品の買い替えも必要です。

お金の心配のない人ならともかく、老後が不安に思えるようなら「私たちもいつまで生きるかわからないからお金が底をつくと心細いので、これからは孫のお誕生日だけプレゼントをするわね」と子どもに正直に伝えておきましょう。

 

・見栄を張らずに自然体で生きていく

親は幾つになっても、子どもや孫にいい顔をしたいものです。

一度いい顔をすると、40歳になった息子でも親にごちそうになることを当たり前と思ってしまうようです。

親の方は子どもや孫を大事にしておくと、老後の面倒を見てもらえるのではないかと思ってお金をつぎ込みますが、そこまで子どもたちは考えていないものです。

なるべく早いうちにお金をばらまいて、いい顔をするのはやめる方が賢明なようです。

 

・8050問題について

長期間引きこもり状態の50代前後の子どもを、80代前後の高齢の親が年金などで養っているときに発生する様々な問題を「8050問題」と言います。

引きこもっている50代前後の子どもも、本当は何とかしたいと思いながらここまで来てしまったはずです。

少しでも早く行政に助けを求め、適切なカウンセリングや職業訓練を受けるようにしましょう。

親子共倒れになる前に行政に相談しておくことが大事です。

 

・夫婦も友達ももとは他人

「夫婦も友達ももとは他人」と言ってしまえば、薄情なように思われるかもしれませんが、

そのくらい割り切っておく方が、いい関係を保つことができるようです。

定年後の夫を持つ年配の女性が集まれば、決まって夫の悪口に花が咲きます。

また、うらやましいほど中の良かった人たちが、ある日を境に中が悪くなってしまうこともよくあることです。

寂しいことですが、「生まれてくるときも死んでいくときもひとり」なのです。

そう思っておけば、この世で縁あって巡り合った人を嫌ったり恨んだりする気持ちは薄れます。

終活の基本は清潔にシンプルに

老後の整理術のキーワードは「清潔にシンプルに」につきます。

持ち物が増えるとホコリも増え、害虫やカビなどが健康を害します。

人付き合いも多ければ多いほど、出費はかさみます。

持ち物の整理に困ったら、家事代行業者や便利屋さん、不用品回収業などプロの業者に依頼することである程度は解決できます。

住まいを清潔に保つことで気持も落ち着きます。

 

人付き合いが負担に感じるようになれば、はっきりと「年齢のせいか今まで通りのお付き合いが負担になってきたため、今後のお歳暮やお中元は控えさせていただくことにします」とはっきりと伝えるとよいでしょう。

趣味の集まりや食事会などもスリム化したい場合は「お付き合いをすることが負担になってきたので、今後のお誘いは結構です」といっておくようにしましょう。

一時、孤独感を感じるかも知れませんが、また同じような考え方をした人と知り合うことができ、新しい人生が開けてきます。

心が軽くなる「老後の整理術」まとめ

ほとんどの人は、生きてきた年数が多ければ多いほど持ち物も増え、人間関係のしがらみも増えてきます。

人生の節目にあたって終活を考える時、まずは身辺の整理をし、住環境を清潔に整えましょう。次に、人との関係も思い切って整理をしましょう。

きっと、清潔でシンプルな次のステージが始まるはずです。

 

心が軽くなる「老後の整理術」は、著者 保坂隆 発行所 株式会社PHP研究所です。