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近年関心が深まるグリーフケアってなに?が、わかる本の紹介


近年関心が深まるグリーフケアってなに?が、わかる本の紹介

グリーフは悲嘆と訳されることが多い言葉で、ここでは大切な人を失って起こるネガティブな反応を指します。死別を経験すると故人を思う気持ちが増していき、喪失感にさいなまれます。

これを自分の中で消化できる人がいる一方、時間の経過とともに心身に不調をきたす人もいます。

精神的不調としては楽しさや喜びを感じにくくなる感情の麻痺、恐怖や孤独の増大が代表的です。身体的不調には食欲不振や不眠、倦怠感があります。

この状況から脱却するために、苦しむ人の声に耳を傾けて心に寄り添うサポートがグリーフケアです。ケアをする人はグリーフに関する専門知識を持ち、気持ちを整理する手助けができる人です。

グリーフで苦しむ人は、素直にサポートを受ければ悲しみと向き合って自分の人生を歩めるようになります。

グリーフケアとは何かを理解するのにおすすめの本を紹介します。

1冊目は島薗進氏のともに悲嘆を生きる・グリーフケアの歴史と文化です。

島薗氏は東京大学名誉教授をつとめる宗教学者です。

人類がこれまでに物語や詩歌などを通してどのようにグリーフに向き合ってきたかを示し、グリーフケアと宗教の務めも紹介しています。

さらに悲しみを分かち合う文化が失われつつあること、その影響によって生じるケアの必要性についても論じています。

2冊目のグリーフケアの本は、水野治太郎氏と生田かおる氏のナラティヴ・アプローチによるグリーフケアの理論と実際:人生の「語り直し」を支援するです。

著者はこの本の中で従来のサポートを紹介しつつ、ナラティヴつまり語りによるアプローチを提唱しています。

従来のサポートは共感による癒やしを基にしたものでしたが、悲嘆に暮れる人が過去の記憶を語り直すことで喪失がかけがえのない思い出になることが説明されています。

1冊目に比べて実践的な本であり、グリーフケアの多様性を示している点が特徴です。

水野氏は生と死を考える会の全国協議会副会長で、生田氏は臨床心理士です。

近年関心が深まるグリーフケアってなに?が、わかる本の紹介