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曹洞宗の仏壇の配置の仕方などをまとめました!


曹洞宗の仏壇の配置の仕方などをまとめました!

世界には様々な宗教があります。

信仰心が深く、宗教が大きな役割を果たしている国もありますが、その中でも日本は比較的無宗教と言われることも多い国です。

それでもお正月には初詣をしにお寺に行ったり家には普通に仏壇があったりと、仏教の影響が強い国であるとも言えます。

それだけでなく、言葉や習慣の中にも実は仏教の考え方が日本にはあふれていますが、中にはお寺に行ったりお墓参りをしたりする伝統はしっかりと守っていても、自分の家が何宗なのか知らないという方も多いのではないでしょうか。

実は一言で仏教と言っても色々な宗派があり、その宗派によって決まり事なども違います。

自分の家が何宗なのか知っておくことで、より正確に家の伝統を守ることにも繋がるので、知らないという方は知っていそうな両親や祖父母に効いてみることをおすすめします。

さらに結婚をするときなどは、相手が何宗なのか聞いておいてその宗派について勉強しておくことで、家族から喜んで受け入れてもらえることにも繋がるので、お盆などに焦ってしまうことがないように今のうちに確認しておきましょう。

日本の仏教の宗派の中で、自分や旦那さん、奥さんの家が曹洞宗であったという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

初めて聞く宗派だったという方のためにも、知ってはいたけどどんな宗派か知らないという方のためにも今回は、曹洞宗はそもそもどんな宗派なのか、そして仏壇の配置の仕方も含めて詳しく解説していきます。

曹洞宗とは??

そもそも曹洞宗とは、今から八百年ほど前の鎌倉時代に、道元禅師(どうげんぜんじ)が正伝の仏教を日本に伝え、それを瑩山禅師(けいざんぜんじ)が日本中に広めたのが始まりと言われています。

特徴は坐禅を中心とした生活を送ることが全ての御仏の行いだという考えを基本としていることで、日常生活で多くを求めてしまう生き方を坐禅で正し、思いやる心や分かち合う心豊かな社会を実現しようとしている宗派です。

日本では禅宗の一つとされており、分派などはありません。福井県にある永平寺と石川県の総持寺、2つの総本山があるのもその特徴の一つです。

曹洞宗の教えの根本にある坐禅は、お釈迦さまが坐禅の修行に邁進されて悟りを開かれたことに由来しています。

禅とは物事の真実の姿であり、自分の在り方を見直して心身を安定させて調和を図るという考えを大切にしているため、今でも習慣として続けられています。

一言で坐禅と言っても曹洞宗のは「只管打坐(しかんたざ)」と呼ばれる、ただひたすらに坐るという方法で行われ、坐禅を組んでいる最中には普段の生活で感じている自分勝手な欲望や思惑などに振り回されることなく、ただ無心で坐るという事が重視されます。

現在でも修行が毎日行われていることはもちろんのこと、最近では宗派の方でなくても坐禅の体験をして心を落ち着けるという試みも行われています。

仏教の宗派の中でも、禅を組むという事に重きを置いた珍しい宗派とも言えます。

曹洞宗の仏壇の配置はどうするの??

曹洞宗の仏壇の配置の仕方などをまとめました!

それではここからは実際に、曹洞宗の仏壇の配置はどうしたらいいのかを説明していきます。

曹洞宗も他の宗派と同じく、中央に本尊をお祀りしますが、異なるのは宗派の両祖として仰がれている道元禅師(どうげんぜんじ)と瑩山禅師(けいざんぜんじ)を両わきにお祀りするという事です。

向かって右側には道元禅師を、左側には瑩山禅師をお祀りします。道元禅師の下には先祖の位牌をお祀りし、その横には仏飯器と湯茶器を置きます。

次の段の中央には高杯を置き、向かって左側には花立、右側には過去帳と見台を置きます。お供え物はすべて中段に置きますが、お供え物の基本は線香などの香り、花、灯明、お水、果物や菓子などの飲食の5つが基本となります。

本尊さまやご先祖さまがいますがごとくお供えするものなので、故人の嗜好品をおくのもいいとされています。

最下段には向かって左側に花立、香炉、ロウソク立てを置きます。香炉にも裏表があるので注意が必要です。三本足の場合は手前に一本の足が来るようにして下さい。

またリン等の必需品も、下段に置くようにします。その他に日常的に必要となる経本や数珠等も、下段や引き出し等に置くのが好ましいとされています。

もし木魚がある場合は木魚を右側に、リンを左側に置きますが、リンだけしかない場合はリンを右側に置いてください。

配置するものが多くて仏壇が手狭になってしまうという事があれば、手前に前机を置くと見栄えも良くなります。

曹洞宗の仏壇の配置の注意点

基本的な曹洞宗の仏壇の配置の仕方について説明しましたが、おき方にはいくつか注意点があります。

まず一番大切なのは、飾る前には静かな心で端坐をするという事です。

曹洞宗の基本とも言える坐禅からはじめてキレイになった心で仏具を飾らせていただくことで、より気持ちを伝えることができます。

また本尊さまには合掌と礼拝を忘れないことも、日々の生活を反省し、教えを実践する活力を生むきっかけにもなるので必ず行うようにしましょう。

そして配置で一番大切なのが、ご本尊を中心にまつるということです。

木彫りや鋳造など様々な形のお像があると思いますが、どの形でも中央にお祀りし、仏壇の中心はお釈迦さまであるということをしっかり心にとめるようにしましょう。

そして位牌はご本尊さまが隠れないように飾るというのも重要なポイントです。

もし徐々に位牌が多くなって狭くなったりご本尊さまが隠れる可能性があるというときは、繰り出し位牌や合同牌にしたり、○○家先祖代々のようにしてまとめるとよりいいとされています。

迷ったことがあれば本山等に相談をしてみると、正しい答えが返ってくるので質問してみることをおすすめします。

お仏壇に正しく仏具を飾るというのは基本中の基本です。

また正しく飾ることも大切ですが、毎日坐禅を組んだり経本を読んだりする習慣をつけるというのも、曹洞宗では大切とされています。

配置を正すとともに、その点も心に刻むようにしておきましょう。

曹洞宗の仏壇の配置の仕方まとめ

家に仏壇があって今まで何気なくお参りをしていたという方も多いかもしれませんが、実は宗派によって同じものでも配置がちがったり、仏具が違ったりします。

日本のように無宗教の国では詳しく知っているという人も少ないかもしれませんが、実はそういう細かいことをきっちり守って教えを実行することこそ、日々の欲望や乱れた心を正すということにも繋がります。曹洞宗は特に坐禅を大切とした宗派で、坐禅を組むことで心をただし、心を正すことで生活が正されるというのを基本としています。

日々他人を思いやる生活を送るためにも、坐禅を組む習慣をつけるととがっていた気持ちが落ち着くかもしれません。

そしてお参りを行う際にも手順があるので、その点にも注意が必要です。

先ずは仏壇のご飯やお水、お茶をお供えしたり、お花の水替えをしたりすることはもちろん、お参りが毎日出来るようにしましょう。

その次は姿勢を正しお釈迦様を仰いで呼吸をただすことで、坐禅に通じる作法となるので、お参りの前は忘れず行ってください。

次にロウソクに火を灯し、お線香1本に火をつけ、リンを三度ならしてから合掌して一礼します。合掌のままお唱えをして、終わったらリンを三度ならして合掌のまま一礼するというのが一連の流れです。

生活のルーティンの中に加えるだけで、毎日心をリセットして曹洞宗で大切にされている禅の心を実践することに繋がります。

仏壇の配置もお参りも正しいやり方をしっかりと心に刻んで、心のよりどころが出来るよう日々精進することをおすすめします。