葬儀雑学

仏壇の開眼供養【真言宗】の4つのポイント 解説

2020-03-12

仏壇の開眼供養【真言宗】の4つのポイント 解説

 

本記事の内容

・仏壇の開眼供養【真言宗】の4つのポイント

 

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今回は、仏壇の開眼供養【真言宗】の4つのポイントについて解説します。

 

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開眼供養(魂入れ)の作法や費用につてはこちら

 

 

仏壇の開眼供養【真言宗】ポイント①

仏壇の開眼供養【真言宗】ポイント①

新しく仏壇を購入した時に行う魂入れと呼ばれる慶事は、真言宗において開眼供養と呼ばれます

 

意味としてはご本尊の眼を開くというもので、全部で5種類に分けられます。

 

1つ目の肉眼は人間の眼のことで、文字通り器官の眼を指しています

 

もう1つの天眼は神々の眼を意味しており、天上にいる神様が時間や距離に関係なく見渡すイメージです。

 

人間の眼とは異なる超人を思わせますから、肉眼とはかなりスケールが違うことが分かります

 

3つ目の慧眼は知恵を意味するもので、人間を観察したり苦悩や災厄の原因を見通し、解決へと導く眼です。

 

法眼は叡智の眼で慧眼に似ていますが、いわゆる諸行無常、生々流転の真理を見る眼を意味します。

 

最後の仏眼は名前から分かるように、ご本尊の眼そのもので、他の4種類をまとめた慈悲の眼差しとされています

 

真言宗の開眼供養の目的は、ご本尊に仏徳をそなえる儀式にあって、仏画や仏像に位牌と、墓石や塔婆とセットなのが基本です。

 

仏壇の新規購入ではなく、墓石や位牌の修繕などを行う場合は、開眼戻しの後に修繕に入り、終わってから開眼供養という形になります。

 

勿論、四十九日の法要の際にも開眼供養が必要ですから、真言宗におけるポイントを覚えておいた方が良いでしょう。

 

大切なもので欠かせないのは他の宗旨、宗派と同様ですが、真言宗にも独自の捉え方や考え方があるので、その点の理解を深めることが肝心です。

 

意味がより深く分かると、儀式に対して更に真摯に向き合えますし、気持ちがこもってご本尊に伝わるはずです。

 

やはり仏壇は特別な意味を持ちますし、上手く開眼してこそ儀式の価値が発揮されます。

 

慶事なのでポジティブに捉えて問題なく、不幸や悲しい思い出は思い出す必要がないです。

 

仏壇というのは、何時でもご本尊を拝める特別な存在ですから、しっかりと開眼して仏徳をそなえるのが理想的です。

 

開眼戻しにも再度の開眼作法にも意味や順序があるので、実際に必要な時は予習をして本番に臨むことが大事です。

 

 

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仏壇の開眼供養【真言宗】ポイント②

仏壇の開眼供養【真言宗】ポイント②

基本的な考え方として開眼供養に明確なタイミングはありませんが、一般的には仏壇の新調やお墓の建立、四十九日や一周忌法要に行われます。

 

始まりの歴史は奈良時代にまで遡り、聖武天皇により造立された東大寺の大仏にルーツがあるといわれます。

 

大仏殿前で行われた開眼供養は盛大で、続日本紀を始めとした書物に記されています

 

1万人規模の参列者と音楽や踊りで盛り上がり、まさに豪華な供養というイメージが浮かび上がります。

 

真言宗も他の宗旨・宗派と同じく、この東大寺の大仏殿の開眼供養をルーツとしているのが共通です。

 

その為、多くの部分に共通点が見られますし、これといって特別な注意点はないと考えられます。

 

ただ宗派によっては独自の決まり、ポイントが存在する場合があるので、念の為お寺に確かめてみることをおすすめします

 

数ある仏教の宗旨や宗派の内、浄土真宗を除いて他は大部分に似ているポイントがあります。

 

浄土真宗の考え方では、死後に魂が極楽浄土で往生しますから、そもそも魂を戻すという概念がないわけです

 

結果としてご本尊に魂を入れる必要がないことから、魂入れは行われないことになります。

 

しかし代わりに御移徙があるので、新しい仏壇に関する儀式が全く何もないわけではないです

 

真言宗は浄土真宗とは異なり、他の多くの宗旨や宗派に近いことから、開眼供養をして魂入れを行います。

 

当然ですが、魂入れが済んでいる仏壇は、そのまま処分することはできませんし、仮にもし処分してしまえば非常に罰当たりなので要注意です。

 

墓石や位牌に手を加える時も、その都度開眼戻しが欠かせませんから、魂入れもそれだけ重要だといえます。

 

分からないこと、宗派による細かな違いの確認は菩提寺に相談するのがベストで、処分時のお焚き上げについても頼りになるでしょう

 

真言宗には長い歴史と、確立され時代を超えて受け継がれてきた独自の信仰があるので、仏壇の購入や処分を要する時は、作法や順序について間違えないことが不可欠です。

 

仏壇の開眼供養【真言宗】ポイント③

仏壇の開眼供養【真言宗】ポイント③

真言宗の仏壇開きや開眼供養の魂入れは、仏具の一式と和ロウソクの朱ロウソクに、紅白餅やお赤飯、海と山の幸を用意します。

 

海の幸はわかめや昆布、山の幸は野菜や山菜に果物など、あまり豪華なものでなくても大丈夫です。

 

加えて、御神酒とお米や仏花を用意することで、開眼供養に必要なものが一通り揃います

 

仏花は一般的には菊が無難ですが、用意が難しかったり入手できないのであれば、季節のお花で問題ないです。

 

ご本尊の大日如来を始めとして、仏像の用意は欠かせませんから、仏具などの専門店に相談してみましょう

 

ちなみに、お寺へのお布施は3万~5万の間が相場ですが、納骨式も執り行う場合は5万~10万くらいに増額となります。

 

開眼供養をする地域やお付き合いのあるお寺との関係にもよるので、あくまでも相場の目安と考えるのが無難です。

 

真言宗の開祖弘法大師・空海は、大日如来としてご本尊にあたりますから、仏壇の中央に忘れないよう必ず安置しましょう。

 

仏具の種類や配置には、絶対的な決まりというものはないですが、慣習としての決まりは存在しているので、これを参考に儀式を執り行うのが得策です。

 

真言宗が他と少し違うのは、生きた状態で仏になる即身成仏の考えにあります。

 

厳密にはその可能性を説いているわけですが、いずれにしても亡くなった後ではなく、生きている間というのがユニークです。

 

そして真言宗の開眼供養は魂を込めるより、眠っている仏様を呼び覚ますとの考え方に近いのもポイントです。

 

しかも眼ではなく仏様の心にあたる仏性が対象ですから、改めて長年の歴史で確立されてきた独自性が窺えますし、今も受け継がれていることが素晴らしいといえるでしょう。

 

だからこそ、詳細に理解して執り行う重要性があるので、宗派による違いは菩提寺に尋ねるのがベストというわけです。

 

仏壇を新調して開く儀式だけでも、数ある宗派と共通に見えて似て非なる部分が点在しますから、正確な魂入れには正しい知識が求められます。

 

仏壇の開眼供養【真言宗】ポイント④

仏壇の開眼供養【真言宗】ポイント④

真言宗では開眼供養の数珠の持ち方1つでも、独自に発展した文化があります。

 

数珠は右手の中指と左手の人差し指に掛け、房を手で包む感じで合掌を行います。

 

ただ、宗派の中には左手が人差し指ではなく、右手と同じく中指という宗派も含まれます

 

この場合は房を手の内側に入れたり包み込まず、外側に流すように垂らします。

 

仏壇の開眼供養でも、やはり欠かすことができないのはお焼香やお線香です。

 

お焼香は合掌礼拝を済ませた後に、右手の親指と人差し指、それと中指の3本で摘みます。

 

大量に摘むと途中で落としてしまう恐れがありますから、3本の指に収まる程度の少量に留めましょう

 

お香を摘んだら額に持っていき、これをいただくことを3回繰り返します。

 

後はもう一度合掌礼拝を行い、お焼香の一連の作法が完了となります。

 

お焼香の押しいただくというのは、摘んだお香を目の上まで持ってくることですから、間違って額に押し当てないように注意が必要です。

 

回数は宗旨や宗派によって異なりますが、開眼供養において間違いは避けたいところですから、真言宗は3回と覚えておきましょう。

 

お線香は3本なので、お焼香と同じく3の数字に共通点があると覚えれば心配無用です。

 

宗派により多少の違いはありますが、真言宗は基本的に1本を香炉の中心に、後の2本は1本目奥の左右に立てるのがマナーとされます。

 

間隔に余裕を持たせ、等間隔で立てると綺麗に見えますから、仏壇の開眼供養などに参列する場合はこのマナーを思い出して実践してみましょう。

 

ただし、お焼香やお線香1つ取っても宗派・地域によって小さな違いがあるのが真言宗ですから、初めて参列する時は特に、恥をかかないように気をつけたいところです。

 

お寺で儀式を執り行う方法も検討できますが、通常は仏壇を設置する自宅に僧侶を招いて実施するものです。

 

僧侶をお招きするとなると、必然的に予定を確認したり話を詰める必要があるので、この時に細かなマナーを確認するのがおすすめです。

 

仏壇の開眼供養【真言宗】まとめ

仏壇の開眼供養【真言宗】まとめ

真言宗の仏壇の魂入れ開眼供養は、ご本尊の眼を開くことを目的に、5種類の眼の考え方で執り行われます。

 

仏壇の新規購入や買い替えに墓石、位牌の修繕など、開眼供養は度々必要になります。

 

新しく買った場合を除き、予め開眼戻しを行うのが原則です。

 

開眼戻しは一般的に魂抜きと呼ばれるもので、仏壇の魂を移動したり、墓石や位牌に手を加える際に欠かせない決まりです。

 

開眼供養は四十九日や一周忌にも行われますが、これらの点は他の宗旨や宗派にも通じるところです。

 

元を辿れば奈良時代の東大寺に行き着き、続日本紀に記録が残るほど豪華に執り行われたのが最初です。

 

この為、数多くの仏教に共通する部分はありますが、真言宗は独自に発展してきたので、他とは違う部分も少なくないです。

 

ご本尊に開祖の弘法大師・空海を配置するのは独自ですし、魂入れといっても魂を入れるわけではなく、仏様の仏性を呼び覚ますという考え方が独特です。

 

それでも、朱ロウソクや紅白餅、お赤飯に海と山の幸などおめでたいものを用意するところは、東大寺に通じる日本の仏教らしい部分です。

 

真言宗は決して特殊な宗旨、宗派というわけではなく、インドで生まれ海を渡り日本で定着した仏教の流れを汲みます。

 

仏教徒の数でいえば、最大規模を誇る浄土真宗に譲りますが、禅宗の曹洞宗や東本願寺真宗大谷派と並びます。

 

天台宗や法相宗などの規模は明らかに上回っているので、日本において知名度は高く、割と身近に信者がいたりします。

 

言い換えれば、真言宗の開眼供養に呼ばれたり参列する機会は、誰にとってもあり得るということです。

 

宗教は相手の考えを尊重したり、儀式のやり方に従うのがマナーですから、他仏教徒であっても儀式の意味や流れを覚えておいて損はないでしょう。

 

数珠を左右の異なる指に掛けて房を手で包み込んだり、3回のお焼香や3本のお線香に、この宗旨・宗派の特徴があります。

 

開祖が説いた即身成仏の教えを守ることが大切なので、魂入れを執り行う場合は、それに至る為の儀式と捉え、教えや慣習を守って準備や実行をするのが正解です。

 

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