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仏壇の開眼供養【曹洞宗】の4つのポイント 解説


仏壇の開眼供養【曹洞宗】の4つのポイント 解説

仏壇の開眼供養【曹洞宗】ポイント①

仏壇の設置をするときは、僧侶を読んで開眼供養をしてもらう必要があります。

そもそも開眼供養とは僧侶に読経していただくことでその名の通り安置しているご本尊や位牌の目を開き、霊験を宿らせるという儀式のことを言います。

曹洞宗ではご本尊と一緒に位牌を安置するので、開眼供養の儀式が必須となります。

まず曹洞宗の儀式のポイントとなるのが、お坊さんを呼ぶ前に正しい位置に仏具を設置するという事です。

どの宗派でも基本中の基本となりますが、中心にご本尊をおまつりすることで、すべての中心がお釈迦さまであるということをはっきりと心にとめるようにしましょう。

そして他の宗派とはちがって、曹洞宗ではご本尊はもちろんのこと、その両端に道元禅師(どうげんぜんじ)、瑩山禅師(けいざんぜんじ)のお絵像をお掛けする場合があるので、その位置には特に注意が必要です。

またご先祖さまや亡くなった方の位牌はご本尊の左右におまつりし、古い位牌は向かって右に、新しい位牌は左におまつりするようにしましょう。

どんどん位牌が増えて仏壇が狭くなったり、ご本尊とかぶりそうになったりしたときには、繰り出し位牌や合同牌にしたり、位牌を先祖代々にしてまとめることもできます。

数が増えてきて置く場所がなくなってきたという時には、一度相談してみることをおすすめします。

通常は仏壇を設置する場所で行われる開眼供養ですが、もしその場所で執り行えない場合は、お寺で執り行ってもらうことも出来ます。

その際はご本尊と位牌を寺院に持ちこみ、その後は自宅に持ち帰って仏壇に戻すという作業が必要となります。

特別な事情があって自宅で儀式が行えない可能性があるという場合も、僧侶に事前に相談してみるとアドバイスがもらえるかもしれないのでおすすめです。

仏具一つ一つにはお供えする意味がしっかりとあり、おまつりの仕方を学ぶことでより深く曹洞宗の教えを理解することにも繋がるので、これを機に学んでみるとよりお参りを正しく行えるようになる可能性もあがります。

仏壇の開眼供養【曹洞宗】ポイント②

開眼供養を行う時期も、大切となるポイントの一つです。

一般的にお墓を立てた時は四十九日や一周忌などの法要の際に行いますが、仏壇の設置のときは自宅に届いた時に行うのが基本です。

設置したからと言って開眼供養を行わなければ霊験が宿らず、毎日手を合わせてお参りをおこなう対象にならないので、出来るだけ速やかに行えるよう自宅に到着する前に日程を決めておきましょう。

また新しく仏壇を設置した時だけでなく、引越しをして場所を移したときや、同じ家でも部屋を移すときにも必要となります。

一度したからもう終わりというわけではないので、その点にも注意が必要です。

そして曹洞宗の開眼供養には、仏壇だけでなく仏具一式も必要となります。

曹洞宗の仏壇に必要な仏具を抜け目なくチェックして、儀式に支障をきたさないようにするのがおすすめです。またもちろん曹洞宗の経本も必要となります。

儀式の後はみんなで手を合わせて供養を行うという意味でも、経本の用意は特に忘れずに行うことをおすすめします。

また開眼供養の儀式は、慶事の扱いとなるので、白ロウソクでなく朱ロウソクが必要となります。

その他にも餅や赤飯、海の幸や山の幸、里の幸など、特別なおそなえものも必要です。もし儀式を抱擁と一緒にとり行う場合は、どちらの準備も必要となるので、日程を決めた後は出来るだけ早く準備を開始しておかないと、直前になって焦ってしまうことになります。

準備が必要なものだけでなく、僧侶への依頼や参列者への連絡と出席の確認なども早めに行って、段取り良く準備が出来るようにしていきましょう。

お供え物や儀式の段取りは、他の宗派とそこまで大きな差はありませんが、細かい決まりもあるので、菩提寺が決まっている場合は一度準備しているものに不備がないか儀式の前に確認してもらうことでミスを防ぐことにも繋がります。

供養をしようとしているのにかえって不備があったということを避けるためにも、不安な方は相談してみるのがおすすめです。

仏壇の開眼供養【曹洞宗】ポイント③

当日の流れをしっかりと把握しておくことで、初めてのことに焦ってしまう気持ちも少しは押えられるのでおすすめです。

開眼供養で最初に行うのは、招待客のお迎えです。家までわざわざ供養に訪れてくれる方々に対して不備がないよう、お迎えしてから誘導の仕方も考えておきましょう。

次に僧侶をお迎えします。その後は僧侶にお茶を出して少しの間談笑する時間が設けられることが多いので、お茶を出せるよう用意しておくのが大切です。

そしてその後、実際に儀式を行います。その後は参列者にて焼香をして、儀式としての流れは終了となります。

家での焼香は座敷で行うことが多いと思いますが、曹洞宗の焼香は着座で行う場合は仏壇に向かって一度礼をして挨拶を行い、香を額の前に軽く下げて香炉に入れた後、合掌礼拝をおこなうというのが流れです。

お葬式などでは二回従香を行う場合もありますが、着座では一回行うのが曹洞宗の作法です。

その後僧侶をお見送りしますが、僧侶にはお布施以外にも自宅に来ていただいた場合は御車代をお渡しします。

相場はだいたい五千円~一万円程度となります。

そしてその後僧侶が会食に参加されない場合は、御膳料もお渡ししましょう。

白い封筒の上部中央に「御膳料」と書き、相場である五千円~一万円をお渡しするのが一般的です。開眼供養の日一日は参列者にも失礼がないよう心掛ける必要がありますが、僧侶に対して失礼のないようすることが一番大切です。僧侶に対して用意するべきものもたくさんあるので、特に気を付けて準備するようにすることをおすすめします。

当日の流れも曹洞宗にはそこまで特別な決まりがあるわけではありませんが、焼香の仕方やお参りの仕方などには細かい決まりがあるので、その流れを確認しておくのも準備の一つです。長年の歴史を経て受け継がれてきた作法なので、それに従って儀式を行うことでより清浄な気持ちで仏壇の設置が行えるようにするためにも、間違いがないよう流れまで確認しておきましょう。

仏壇の開眼供養【曹洞宗】ポイント④

開眼供養の最後の儀式は参列者と会食をすることですが、その後霊験が宿った仏壇には毎日お参りをすることで、心身を清らかに保つことに繋がります。

曹洞宗ではお仏壇は御先祖をおまつりするだけの場所ではなく、仏教徒として生きる信仰実践のよりどころとなるという考えを大切にしているため、開眼供養の儀式を取り行って満足することなく、毎日お参りを行っていきましょう。そのため開眼供養をする前には、曹洞宗式のお参りのしかたをおさらいしておくことも一つのポイントとなります。

まずお参りは朝行うようにしましょう。

一日の初めに行うことで、その日一日過ごす気持ちも変わってきます。

朝の洗顔をすませて体を清めたら、自分が朝食をとる前にご飯やお水、お茶をお供えし、お花の水を変えます。そして姿勢を正してご本尊を仰ぎ、呼吸を整えて気持ちを落ち着かせます。

これは坐禅を基本とする曹洞宗ならではのお参りの仕方で、呼吸を整えることでよりお参りに向かう気持ちを清らかにするという意味があります。

次にロウソクに火を灯してお線香に1本火をつけ、それをお上げしてリンを3度ならします。この流れは他の宗派とそこまで変わりがありません。

そしてその後はいよいよお唱えをします。まず合掌して一礼をし、合掌のまま、「南無釈迦牟尼仏(なむしゃかむにぶつ)」または、「南無帰依仏(なむきえぶつ)、南無帰依法(なむきえほう)、南無帰依僧(なむきえそう)」と唱えましょう。

そして唱え終わったらリンをまた三度ならし、合掌のまま一礼するというのが一連の流れとなります。

毎日少しの時間のお参りですが、欠かさず行うことで一日穏やかに過ごすための指針となります。できれば家長だけでなく、家族みんなで朝はお参りを行うようにすることで曹洞宗の考えをより心に刻んで人生の指針とすることが出来るようになるので、お子さんが小さいころから共にお参りが出来る習慣をつけることをおすすめします。

仏壇の開眼供養【曹洞宗】まとめ

仏壇の開眼供養【曹洞宗】の4つのポイント 解説

曹洞宗は正伝の仏法をより所とする宗派であり、坐禅を中心とした生活が全ての御仏の行いであるとしています。

坐禅をすることで多くを求めてしまう生き方を見つめなおし、他人と思いやる豊かな気持ちを育てることが出来るという考え方が根付いているので、毎日お参りや坐禅をすることが欠かせない宗派とも言えます。

毎日教えを実践する第一歩として家に仏壇を設置するのは大切ですが、設置したご本尊には開眼供養をしてはじめて魂が宿ります。

そもそも開眼供養の由来となってのは仏像を作る際に大部分を完成させておいて、最後に目を書き込むことにより魂が入るとされていたところからきています。

初めてとりおこなわれたのは奈良の東大寺だと言われていて、その歴史は752年までさかのぼります。

最近は実際に目を描くという儀式が行われることは滅多にありませんが、奈良時代の記録によればその日は盛大な法会を行ったと言われていることから、開眼供養はとてもめでたく、意味がある儀式だと言えます。

亡くなった方や先祖に対してお参りをする時、通常はお墓まで出向いて線香やロウソク、お供え物や読経などする必要がありますが、仏壇を家に設置して儀式を行うことで、家でも供養を行えるようになります。

またそれだけではなく、毎日家でお参りが行えるようになることで、家族が毎日気持ちを一つにして心身を整えることが出来ます。

曹洞宗が大切にしている、生と死を超えた人とのつながりを大切にしていくためにも、仏壇を設置することはとても大切なことと言えます。

さらにその仏壇に魂を込める意味がある開眼供養について意味や流れをしっかりと理解して執り行うことで、今まで脈々と受け継がれてきた儀式を継承することにも繋がるので、正しい知識をもって儀式が行えるようにしていきましょう。

儀式について不安なことがあれば、菩提寺に相談してみることでより正しく実行できるようになるので、教えを守るためにも一度相談してみることをおすすめします。