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仏壇の飾り方【浄土真宗】3つのポイント


仏壇の飾り方【浄土真宗】について

仏壇という物は家にとっても大事です。

浄土真宗は鎌倉時代に成立された仏教の宗派で、「阿弥陀仏様を信じて念仏を唱えれば、阿弥陀如来によって極楽浄土にいける」という教えからなっている、親鸞聖人が開いた宗派の一つです。親鸞という僧侶が展開したとも言われています。

この教えからなる特徴として、亡くなった方を供養する概念はありません。

つまり浄土真宗にとっての仏壇は、阿弥陀如来をお祀りする場所なのです。

現在は門徒と呼ばれる信者の人数は1200万人を超えており、日本で最大級も宗派となっています。

飾り方によって呼び方や意味合いが大きく変わってきます。間違えてしまうと神様に失礼に当たってしまうので、しっかりと飾り方を覚えて失礼に当たることのないようにしましょう。

また、本願寺派と大谷派にも分けられます。今回紹介するものは基本的にどちらも紹介します。

「金仏壇」のイメージを持っている方が多いですが、浄土真宗は特に選ぶものに決まりはありません。

部屋の雰囲気に合わせたりと、無理して目立たせる必要はないので安心してください。

また、仏像の他、絵像や名号を本尊として祀っても大丈夫です。

素材やサイズはいろいろあるので、自分の好みや予算に合わせて選びましょう。

他の宗派と違って独特な考えがあるので、飾り方にも特徴的な決まりがあったりするのでしょうか。

他とは細かな違いがたくさんあるので、自分が飾る時はよく調べてミスしてはいけません。

仏壇の飾り方【浄土真宗】ポイント①

浄土真宗で飾るときにまず欠かせないのは、一番良い仏壇はどれか、また向きはどのようにすればいいかという問題です。置く向きは宗派の教えによって異なり、配置も流儀で違ってくるので気を付けましょう。

まず向きは、本願寺派も大谷派も同じで、西を背にする東に向けて置いてください。

西方浄土に阿弥陀如来がいるとされているので、私達が拝むときに西を向けるように、正面を東に向けます。

また、両方の宗派で配置をする前にしてはいけない事があります。

それは故人の名前が書かれた位碑を飾ってはいけません。

先ほど書いたように、阿弥陀如来をお祀りする場所なので、故人の名前があると飾る意味がなくなるので、仏壇で選ぶときのポイントは、本願寺派の方は柱が金色のもの、大谷派の場合は柱が黒色のものを選んでください。

本願寺派で用いるご本尊は後光48本の中で、上に伸びるものが8本となっていて、大谷派は上に伸びるものが6本となっています。

よってサイズに関わらず、ご本尊と脇掛は必ず必要になってきます。

本願寺派は仏画の掛け軸か仏像を一番上の段の中央に置き、両脇に脇掛を置きます。

大谷派は配置は同じですが、基本的には仏画を飾るようにしてください。

また、脇掛は本願寺派は御本尊や脇掛を本山から頂き、蓮如上人と親鸞聖人で、大谷派は南無不可思議光如来と帰命尽十方無碍光如来を飾り、掛け軸の仏画は基本的に本山から頂きます。

まず仏具を配置する前にこの飾り方を押さえてください。

仏壇の飾り方【浄土真宗】ポイント②

新しく仏壇を買った時にはやっておかなければいけないと思うのが、魂を入れる儀式である「魂入れ」で「お性根入れ」とも言われています。

ですが、浄土真宗では魂が宿る教えが存在しないので、魂入れは行いません。

しかし、代わりにお礼を伝えるために僧侶の方に読経をしてもらったり「入仏法要式」という事を行います。

ご本尊に魂を入れることで開眼供養(かいがんくよう)と言われています。文字通り仏様の目を開く儀式なのです。本願寺派は入仏式(にゅうふつしき)、大谷派が御移徙(ごいし)とも言います。

勘違いされやすいのが、仏壇に対して行うのではなくご本尊に対して行っている事です。

これをする事で形だけであったご本尊が尊像に変わり、ただの木の板からお位牌に変わることができます。

ご本尊や仏具もすべて飾り終えた後に、菩提寺の住職の方に来ていただくか寺院に持ち込んで儀式を行います。

自宅で入魂される場合は、49日法要までに中陰壇で行うのが一般的です。

49日法要を営む必要はなく、期間中にやれば大丈夫です。

ただ呼ぶ時は仏壇の飾り方をしっかりしましょう。

買い替えの場合は入魂をする必要がはありません。

開眼供養とは反対に併願供養を行います。今まで拝んだ事にお礼を尽くして焚き上げれば問題ありません。

自分でお焚き上げはなかなかできないので、寺院の方などに依頼しましょう。

また、入魂をしてもらう際は本願寺派は入仏式の熨斗袋とお布施を、大谷派は御移徙の熨斗袋とお布施を用意して寺院の方に渡すようにしましょう。

仏壇の飾り方【浄土真宗】ポイント③

仏壇を飾る際は、もちろんご本尊と脇掛だけではなくたくさんの仏具を飾る必要があります。

まず絶対に必要な物からご紹介します。

経机に置くためのリンやリン棒、線香差し、マッチ消しは祈るときにも大事なので必要ですね。

さらに、「三具足」と呼ばれている三点セットは必要最低限な仏具でもあります。

ロウソク立て、花立、香炉という仏具であることを指します。

本願寺派はロウソク立てはシンプルなデザインで、香炉は青磁器製を用います。

大谷派のロウソク立ては亀の上に鶴が乗っているデザインの物を、香炉は陶磁器製である透かし香炉という種類を使います。

また、ご本尊にご飯をお供えするための仏飯器用意するべきです。

本願寺派はご飯を蓮のつばみの形に、大谷派は蓮の実の形に盛ってお供えします。

浄土真宗では故人を飾る場所はないので、故人の名前を書くための過去帳はどちらの宗派でも用意をしましょう。

ここからはあった方が良い仏具をご紹介します。

仏壇を照らす為の灯籠は、本願寺派は天井から下げるように、大谷派はご本尊の両脇に下がるように配置します。

一番間違えやすいのが、法事や彼岸やお盆の時にお供え物を乗せるのに使う物で、本願寺派だと「六角供花」大谷派だと「八角供花」という物を飾るので気を付けましょう。

いずれも三具足の両脇に置きます。

大まかには以上の様な飾り方をすれば綺麗に飾ることができると思います。

自分の宗派と飾り方を間違えないようにしましょう。

仏壇の飾り方【浄土真宗】まとめ

仏壇の飾り方【浄土真宗】3つのポイント

仏壇は種類がはっきりと決まっていなかったりと、浄土真宗は教えの内容が他よりも寛容である事から一般市民にも親しみやすく、広く浸透したと言われています。

日本において檀家数が最大と言われていますが、織田信長と本願寺の戦いの中で主戦論と融和論とで対立し、宗派が分かれて行ったと言われています。

その為、分かれてしまった後はそれぞれ独自の宗派として本堂でご本尊と向き合った事から仏壇に考え方も違いが生まれてきたのです。

ですが、浄土真宗が始まってから11代までは一つの流派だったので、寛容である根本は残っていたんですね。

しかし、いくら寛容だからとは言って雑な飾り方をしたり、配置をしっかりしないと敬意も仏様に示しがつかなくなってしまいます。

仏具なども比較的自由度が高いので、高い物を無理に選ぶ必要はなく自分のお財布に合った物を選びましょう。

もちろん、できる限り受け継がれてきた伝統に従っておきたいですよね。

ですが当時仏壇を作っていた人達と違い、今は通販などで安く昔から作られてきた伝統の品などを買う事ができます。拘りたい、という人はよく買うべき物を選択します。

また、分からなくなったら有耶無耶にせずに仏具店の方などに相談しましょう。

店員の方は宗派の違いで変わる仏具も分かってくれているので、どんな物を用意するか知らない事があったら聞きましょう。

ただ、仏様への気持ちがあることが一番大事なので、日頃から感謝の想いを伝えられるようにしてください。