葬儀に関する不安や疑問を一挙解決!マナーや豆知識など、
終活も含め、様々なお役立ち情報をお届けします。

twitter facebook

仏壇の飾り方【曹洞宗】3つのポイント


仏壇の飾り方【曹洞宗】3つのポイント

仏壇の飾り方【曹洞宗】について

曹洞宗は中国の禅宗五家に属するもので、日本仏教の禅宗に数えられる1つです。

鎌倉仏教にも分類されますから、長い歴史や幅広い存在感があって、日本の仏教において外せない宗派だといえます。

基本的な考え方は、仏陀の悟りや目覚めた人の教えを重視することで、出家や在家に関係なく求道者が悟りを目指すというものです。

中国禅宗の祖、達磨の6代目に当たる南宗禅の祖の慧能の弟子、青原行思から4代後の洞山良价の手で創宗されています。

非常に歴史があって独自の教えを貫いている宗派ですが、日本に伝わり広まったのは鎌倉時代のことです。

道元禅師は宋に渡って天童如浄に師事、身心脱落を果たして修行が完了した後に帰国しました。

特定の宗派名を名乗ることに抵抗感があった道元禅師は、禅宗の1つに数えられることすら拒否しており、名乗る必要がある時は仏心宗の呼称を用いていました。

入滅後は弟子達により、禅宗を標榜するようになって、宗派の曹洞宗を名乗るようになったわけです。

曹洞宗では、悟りを開いた仏陀を信仰することから、お仏壇のご本尊にはお釈迦様の釈迦牟尼仏を配します。

仏陀一筋といっても過言ではないので、究極的にはお釈迦様だけでも良いといえますが、お仏壇の意味を考えた基本的な飾り方が存在しています。

お釈迦様のみだと寂しいですから、お仏壇の飾り方を参考に、仏具を揃えて配置するのが良いでしょう。

ご先祖を祀るというよりも、小さなお寺の捉え方に近いですから、そのイメージを念頭に購入を検討したり飾ることが大切です。

仏壇の飾り方【曹洞宗】ポイント①

曹洞宗のお仏壇は家庭のお寺、小さくて身近な本堂という考え方が基本となります。

中央の目立つところにご本尊を置く理由は、仏様がおいでになる須弥山の意味があるからです。

つまり、大きくて立派なご本尊があるお寺の本堂と同じで、とても神聖で特別な意味を持っています。

曹洞宗では道元禅師、瑩山禅師の存在が大きいですから、ご本尊の左右に配置して置くのが一般的な飾り方です。

ご先祖様の位牌もお釈迦様の左右で、右から左に掛けて新しい位牌を置いていくのがポイントとなります。

ちなみに、位牌が増えて置くことが難しくなった場合は、繰り出し位牌や合同牌の形でまとめることが可能です。

お供え物は中段に飾るのが飾り方の原則で、ご飯やお水を始めとした飲食物が数多く並べられます。

下段はいわゆる三具足と精霊簿を置くところで、日常的に使用するおまいりの仏具もここに置きます。

おまいりは毎日朝の日課として、ご飯やお水を取り替えたり、お茶をお供えして手を合わせることになります。

南無釈迦牟尼仏や南無帰依仏、南無帰依法と唱えますから、念仏を唱えるに相応しいお仏壇の飾り方をしたいところです。

仏具にはそれぞれ特別な意味はありますが、数を沢山置けば良いわけではなく、ご本尊や三具足を基本に揃えたり飾ることが大事です。

家庭の一部が小さなお寺になりますから、お寺を飾りつけるつもりでお仏壇を設置したり、仏具を並べていく必要があるでしょう。

今でこそ厳しさは和らいでいますが、曹洞宗はストイックな道元禅師の教えが根強いので、配置の小さな間違いにも気をつけるのが賢明です。

仏壇の飾り方【曹洞宗】ポイント②

曹洞宗は一般的な唐木タイプだと、ご本尊の仏像や脇掛を中心に、左右の脇侍やいくつかの三具足と構成がシンプルです。

中段に茶湯器や仏飯器その左右に高月を置いて、下に前香炉や火立、花立を置く飾り方をします。

中段に位牌、下段におりんを置くことを忘れずに配置すると、曹洞宗におけるお仏壇の基本形が完成です。

これはあくまでも基本的な仏具の種類と置き方ですから、必要最小限だといえるでしょう。

設置スペースが限られていたり、予算に余裕がない場合は、この基本形の飾り方を行えば大丈夫です。

実は、何よりも仏陀の教えを大切にする曹洞宗では、お仏壇の飾り方は自然とシンプルになる傾向です。

基本形に手を加えるとしても、花立にお花を挿してお供えするだけでも十分となります。

より本格的に、妥協しない仏具の配置をしたいのであれば、ご本尊の下に見台と過去帳、更に下に高月だけを置きます。

1段下には仏膳椀を置くことで、左右に火立と花立を配する飾りつけをします。

下段は中央の前香炉に香合やマッチ消しを置き、おりんでまとめれば立派な飾りつけの完了です。

1段1段のスペースの使い方が贅沢で、バランスが良く立派に見えますから、かなり満足度の高い仕上がりとなるでしょう。

当然ながら必然的に費用は掛かりますが、寂しさや後悔を覚えることのない、本格的なお仏壇が手に入ります。

これが現代的でモダンなタイプだとよりコンパクトに、シンプルさが極まって洗練した印象を醸し出します。

仏壇の飾り方【曹洞宗】ポイント③

曹洞宗の飾り方では、省スペースかつモダンな配置を重視すると、縦のサイズは小さくなってご本尊との距離が近づきます。

脇侍の右に当たる道元禅師の脇掛は、スペースの都合上、位牌と重ねて置くことになります。

正確には一部が隠れてしまう形ですが、これはやむを得ないといえます。

湯茶器と仏飯器はご本尊の足元に置く感じで、下の段に位牌と一緒に飾ります。

この飾り方は、唐木やモダンなどお仏壇の種類が変わったり、大きさが異なっても共通するポイントです。

コンパクトでシンプルさを追求すると、お仏壇の下段は前香炉を中心として、花立や火立に線香差しと、おりんというミニマムな構成になります。

一見すると寂しく見える印象ですが、曹洞宗の教えからすれば理にかなっていますし、手を合わせるのに十分な仏具の選択や飾り方だと分かります。

ご本尊と脇侍に手を合わせ、位牌にも手を合わせられるわけですから、過不足なくお勤めができるでしょう。

ゴージャスにしなくても成り立つのが曹洞宗のお仏壇で、シンプルなほど本来の教えに近づきます。

勿論、選び方や組み合わせは自由ですし、特に縛られるものではないので、好みで選択できるといえばそうです。

しかしヒントがないと悩むのも事実ですから、シンプルを念頭に置いて検討することをおすすめします。

基本に立ち返って検討するといえば納得しやすいはずですし、肩肘を張らず選べるようになります。

いつも何より大切なのは信心ですから、信心が本物なら寂しい印象を与えるシンプルな構成でも、バチが当たる心配はないです。

仏壇の飾り方【曹洞宗】まとめ

仏壇の飾り方【曹洞宗】3つのポイント

曹洞宗は中国から伝わった歴史ある仏教の宗派で、仏陀の悟りや目覚めといった、基本を大切にしているのが特徴です。

その為、ご本尊にはお釈迦様、脇侍には道元禅師と瑩山禅師の脇掛が配されます。

これが曹洞宗のお仏壇の飾り方の基本形で、後は付随する仏具という形になります。

位牌は右の脇掛の下に置きますが、モダンでコンパクトなお仏壇だと、重なって脇掛の一部が隠れます。

その下は湯茶器や仏飯器を置くところで、下台つきのより立派なタイプにおいても変わらないポイントです。

飾り方の自由度が高いといっても、基本は外すことができませんし、あえて基本を崩すと全体的なバランスが崩れるので注意です。

湯茶器と仏飯器の下は、段数によって高月を置くか火立を置くかが決まります。

コンパクトな3段タイプであれば、湯茶器や仏飯器と共に高月と位牌を置いて飾りつけます。

段数が多いお仏壇の考え方は、より重要性が高い仏具はそのままに、移動しても良い仏具を下の段に移すのが正解です。

前香炉やマッチ消し、おりんが一番手前で下段なのはいうまでもありませんし、曹洞宗に限らず基本中の基本です。

飾り方を改めて確認しても、難しく感じさせる部分はなく、むしろ基本を守れば大丈夫だと理解できます。

まずは基本的な仏具を一式揃え、予算に余裕があったり置きたい仏具があれば、追加して組み合わせるのが良いでしょう。

必要不必要だけでなく、全体的なバランスも軽視できないポイントですから、完成形をイメージしながら配置を検討することが重要です。