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仏壇の飾り方【真言宗】3つのポイント


仏壇の飾り方【真言宗】3つのポイント

仏壇の飾り方【真言宗】について

真言宗は、空海の名前で知られる弘法大師により平安時代の9世紀初頭に開かれた、日本仏教の宗派です。

別名真言陀羅尼宗や曼荼羅宗、秘密宗ともいい、長らく密教として発展してきた歴史があります。

教えの基本となっているのは、空海が中国の長安に渡り、師の恵果から学んできた密教の智慧です。

真言宗では、自分が元々持っている仏心を今引き起こすことで、即身成仏ができると教えられています。

自分自身を見つめ、仏のような心で語り、仏のように振る舞うことが求められます。

お仏壇はいわば仏心を実践する為の切っ掛けでもあるので、ご本尊を正しく配置して合唱することが大切です。

ご本尊だけでなく、脇掛を始めとした仏具の揃え方、飾り方も重要になるのは言うまでもないでしょう。

ちなみに、真言宗のご本尊は大日如来で、仏像をお仏壇の上段中央に置くのが基本ですが、代わりに掛け軸を配置する方法もあります。

いずれにしても、お仏壇そのものは選び方に決まりがありませんから、原則的に自由に選んで良いということになります。

一方、仏具は仏像や掛け軸と同様に、1つ1つに大切な意味が備わるので、意味や目的を考えながら選択したり飾り方を守ることをおすすめします。

僧侶の間では、教えを守る為に厳しい修行が積まれていますが、ご本尊の大日如来自体は智慧と慈悲深さを持ち、実は厳しさだけでなく優しさを併せ持っています。

お寺によってご本尊のデザインが大きく変わるのも、多様性を認めたり許容しているからで、他に信仰する仏様が存在する場合はそちらを祀っても良いとされるほどです。

これは仏具の仏像にも通じることですから、懐の深さに驚かされるといえるでしょう。

仏壇の飾り方【真言宗】ポイント①

真言宗のお仏壇は、唐木やモダンなタイプの選択肢があって、どちらも購入の選択肢になります。

選び方に特別な決まり方はありませんから、予算内で無理なく購入を決められますし、設置スペースに合わせてコンパクトなタイプを選ぶこともできます。

注意点を挙げるとしたら、それは総本山がある方角に向けて設置する必要があることです。

東や南など決まっているわけではなく、地域や住宅によって方角が変わりますから、その点を念頭に設置場所を検討しましょう。

設置場所が決まれば、お仏壇の大きさやデザインの候補が絞り込めるので、後は配置できる仏具の数の中で揃える仏具の検討に進みます。

飾り方の基本は、原則として大日如来の仏像を中央に配しますが、掛け軸の場合も同様に中央です。

価格的には掛け軸の方がリーズナブルなので、予算に限りがある場合はこちらがおすすめです。

大日如来は、全ての神仏のルーツと考えられているので、姿や形は千差万別でデザインに多様性が見られます。

極端ではありますが、真言宗なのに阿弥陀如来を祀るお寺も存在しますから、改めて懐の大きさや奥深さが窺えます。

仏像、あるいは掛け軸の両側に脇侍を置きますが、向かって右側が弘法大師、左側は不動明王か興教大師となります。

これらはあくまでも一般的な飾り方のポイントなので、菩提寺によっては異なる場合もあるでしょう。

ご本尊に仏像を選び、脇侍として掛け軸を配置する飾り方をする時は、仏像より高さが上にならないように注意です。

仏壇の飾り方【真言宗】ポイント②

真言宗のお仏壇に並ぶ仏具は、花立や火立に香炉の3点が、いわゆる三具足として基本的なものに位置づけられます。

上段にご本尊と両側の脇侍を置いたら、2段目に仏器膳や湯茶器と仏飯器を配します。

ただ、段数が多いお仏壇については、2段目の右側に位牌を置き、その下の段に仏器膳を並べる飾り方もあります。

基本的な配置は大体決まっていますが、段数によって変わってきますから、そこが飾り方を理解する上でのポイントとなるでしょう。

更に下の段には花立や火立、前香炉におりんが並びます。

上置きタイプやミニタイプのお仏壇であれば、2段目に湯呑みや高坏と一緒に位牌を飾りつけます。

仏具が多かったり押し詰めると窮屈な印象を与えるので、真言宗の祀り方で必要とされる仏具をしっかりと選定してから、バランスの良い飾り方を実践することが大事です。

仏像や脇侍と位牌に三具足、もしくは三具足に仏器と茶湯器を加えた五具足を用意すると、必要最小限の仏具が揃います。

これで基本形を作ることができますし、本格的な祀り方はこの基本形から発展させる形で組み合わせを決めていけます。

瓔珞や卓に打敷、供物台や木魚といったものは、伝統的な配置を守る際に必要な仏具となります。

しかし、ここまで揃えるとなるとスペース的にも予算的にも大変ですから、まずは基本形に必要な仏具を揃えていきましょう。

見台や過去帳に灯籠もあると雰囲気が出てきますし、マッチ消しを用意すると実用的かつ安全です。

儀式的な意味合いのものは中段以上、実用性があるものは下段と覚えておけば迷わずに済みます。

仏壇の飾り方【真言宗】ポイント③

真言宗におけるお仏壇の飾り方は、他の宗派に通じるところがあるので、極端に難しいことはないですし、覚えるのに要するハードルも低いです。

ただし、思い込みで間違えることはあり得ますから、念の為1度基本をおさらいしたり確認した方が良いでしょう。

最も間違えてはいけないのはやはりご本尊で、最上段の中央に正面向きで右側に弘法大師、左側が不動明王です。

不動明王の代わりに興教大師の脇侍を置いても良いですから、いずれかを選択します。

ご本尊と脇侍は、高さを合わせると美しく見えるので、高さの揃う仏具を購入して置きましょう。

湯茶器や仏飯器は1段下に配置しますが、位牌もこの段に置くことが多く、その際も右側となります。

背の高い位牌は脇侍を一部隠してしまいますが、同じ高さに置いて全体が隠れてしまわなければ大丈夫です。

高坏や見台と過去帳などは次の段で、コンパクトなお仏壇だとここが最下段になることが多いです。

花立や火立、前香炉におりんが置けなくなるケースもありますが、この場合は経机を追加してそこに置く飾り方もありです。

経机は元々経本を読む為のものですが、仏具を飾りつける台としても重宝されます。

伝統的な真言宗のお仏壇の飾り方だと、湯茶器などは仏像と同じ高さの段に置き、その下に位牌、更に卓と香炉や灯立が並べられます。

見台や過去帳は経机から1段上がる形で配置しますが、花立も1段上がって高坏の横から香炉と灯立の両側、つまり位牌の下に移動します。

仏壇の飾り方【真言宗】まとめ

仏壇の飾り方【真言宗】3つのポイント

真言宗は弘法大師により平安時代の9世紀に開かれ、時代を超えて日本に広く伝わり定着している宗派の1つです。

ご本尊の大日如来は神仏の全てのルーツと捉えられ、仏像や掛け軸の形でお仏壇の最上段中央に置かれます。

飾り方の基本は仏像や掛け軸と両側の脇侍にあって、向かって右側に弘法大師、左側に不動明王か興教大師です。

配置と正面を向ける決まりは絶対ですから、ここは基本中の基本としてしっかり確認しましょう。

真言宗ではお仏壇選びのルールはなく、唐木でもモダンなタイプでも問題なく選択できます。

和風の住宅なら前者がマッチしますし、現代的なマンションなどの住宅なら後者の方がしっくりくるはずです。

ただ好みやスペース、予算の都合がありますから、優先順位を決めて検討したり決めたいところです。

仏具選びは迷いがちですが、花立・火立・香炉の三具足を抑えておけば、取り敢えず基本的な形を作ることができます。

お仏壇の段数によって、また買い揃える仏具の数により配置は変化しますし、絶対的な飾り方というものはありませんが、一般的には伝統的な祀り方に倣って飾ります。

必要な仏具だけに絞って飾る飾り方は、いうなれば簡略化した置き方なので、正解はあってないようなものです。

それでもある程度はパターン化されていますから、仏具選びも配置についても、1から考えたり頭を悩ませる必要はないです。

幸い、真言宗は他の宗派と基本的な部分に類似点があるので、独自のポイントや注意点を踏まえれば、まず間違いのない飾りつけができます。