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葬儀費用を生前に預ける方法について


葬儀費用を生前に預ける方法について

突然出費が発生する葬儀費用は、実は生前に預けることができます。

その方法としては、葬儀会社が提供する共済や互助会を始めとして、銀行の信託サービスや相続人に預かってもらうなどが挙げられます。

共済は満期になるとお金を受け取ることが可能で、葬儀が必要になれば費用に充てることが可能です。

一方、互助会は満期に何ももらえない代わりに、葬儀そのものをサービスとして受け取れるのが特徴です。

厳密にいえば、お金を預けるのとは少し違いますが、費用を預ける形なのは間違いないでしょう。

信託サービスは、口座名義の本人が生前に銀行側に受取人を指定して、お金を預けるというものです。

中でも、費用を託す契約を結ぶ家族信託は、用途が明確な上に、銀行に安心して預けられます。

財産を贈与する形ではないので、贈与税が発生する心配がないのも魅力的です。

相続人に現金で預ける方法は、最も手っ取り早くて手続きが楽です。

ただし、相手との信頼関係や贈与税が発生するリスクがあるので、その点を考慮する必要があります。

無断で無関係な用途に流用されるのも困りますから、安易に選択しない方が良い方法だと考えられます。

このように、葬儀費用を生前に用意したり、誰かに託す方法は複数あることが分かります。

企業が相手の場合だと、流用の恐れが小さい一方で、倒産などの事業継続が困難になるリスクが存在します。

互助会は預けたお金の半分は保全されるので、最悪でもその半分は手元に戻ってきます。

銀行もその点は安心ですが、一般的な預貯金の形だと、名義人が亡くなれば口座が凍結されるので要注意です。

銀行側が死亡の事実を知らなければ、直ぐに凍結が行われることはありませんが、ひと度凍結されてしまうと解除が難しいので大変です。

しかし、2019年の法改正によって、一定の金額までなら引き出せるようになっています。

金融機関1つにつき150万円まで引き出せるので、お葬式の足しにできたり十分に賄える可能性があります。

個人間のお金の信託は、口約束だと破られてしまう恐れが強いです。

預けた当初は心配がなくても、目の前に大金があると人は目が眩んでしまうものです。

だからこそ、書類を作成した上で信託するのが賢明で、間に行政書士などを挟むのがベストとなります。

相手に友人や知人を選ぶ方法もありますが、お葬式の性格を考えると、あまり良い選択とはいえないでしょう。

やはり、企業と銀行といった、個人的な感情を挟む余地のない相手に任せるのが無難です。

生前の葬儀費用の預け方の種類

生前の葬儀費用の預け方には、本人が生前に契約を結んで共済に加入したり、互助会にお金を預ける積立てをする方法があります。

共済や互助会に預ける種類は、加入条件を確認した上で、契約の手続きに進むことが必要です。

共済は、複数のプランが用意されている場合があるので、毎月無理なく預けられる金額のプランを選ぶのが基本です。

最終的にいくらになるか、満期までにどれくらいの期間を要するかなど、契約内容を良く確認しましょう。

共済だと、葬儀場がお得に利用できるケースが多いですから、費用を抑えることができます。

互助会は経産省の認可を受けているので、そういう意味で安心できますし、預けたお金の半分まで保証されるので安心です。

こちらもプランを選択して契約を結ぶ流れですが、月額が決まっていてプランが1つのみだったり、口数を選んで加入するなどの種類があります。

仮にもし葬儀費用が不足しても、その分は後で足すことができますが、なるべく事前にお葬式のプランや概算を出しておき、目標に合わせて加入を決めることが大切です。

互助会は解約が難しかったり、解約金が発生することがあるので、間違えないように決めたいものです。

預けるお金は葬儀のサービスで受け取るので、互助会に受取人に関する心配はありませんが、保険の性質を持つ共済は注意が必要です。

生命保険だと指定できる受取人は、共済では予め優先順位が決められていて、加入者が指定できない場合があります。

優先順位の第一位は配偶者、第二位は子供というケースが殆どなので、渡したくない相手が優先順位の上位に含まれるなら気をつけましょう。

満期に現金が受け取れるのは魅力的ですが、望まない受取人が給付金を受け取ってしまい、肝心の葬儀が執り行えなくなると困ります。

信託サービスは、提供を行っている銀行などに出向き、お葬式の費用を生前に預けられるサービスを紹介してもらうのが先決です。

近年は、少子高齢化の進行に対応する形で来店不要の信託サービスが増えています。

ただし銀行口座の開設も必要なかったり、管理費用が掛からないなど、金融機関によって内容は異なるので良く確認しましょう。

資料を請求して書類の送付を行い、申込金を振り込むことで信託が始まります。

申込金は最低金額が設定されていたり、一括で払い込む必要があったりするので、まとまった現金を用意することが必要になります。

相続人に預ける方法を検討する場合は、行政書士などの専門家に相談して書類を作成してもらい、契約を結ぶ形で預けるのが得策です。

改めて種類を確認すると、保険会社の共済と経産省認可の互助会、銀行の信託と個人の相続人に任せる方法に分けられます。

葬儀費用を生前に預け方のまとめ

葬儀費用を生前に預ける方法について

葬儀費用を生前に預けるのは、決して難しいことではありませんが、種類が複数で性質が異なるのは確かです。

それぞれにメリットやデメリットがあるのも同様ですから、比較検討して決める必要があるでしょう。

共済は種類によっては掛け金が手頃で、無理なく加入できたり続けられるメリットがあります。

ただ、給付金の受取人を指定できない可能性については、留意しておいた方が良いです。

加入時の年齢によっては、毎月預ける金額が増えますし、物価変動や破綻のリスクに関しても考慮が不可欠です。

互助会は費用を抑えて葬儀ができたり、家族が無断で解約を行えないといった点がメリットになります。

費用が抑えられるのは良いですが、預けるお金は契約者本人が解約しないと使えないので、そこがデメリットといえばデメリットにあたるでしょう。

プランの選択肢が限られているのも、捉え方によってはデメリットですが、迷わずに済むという意味ではメリットに変わります。

毎月の負担は確かに少ないですが、満期になっても十分な葬儀費用を賄えない可能性はあり得ます。

この為、最低でも規模の小さい葬儀の費用を預けられれば良い、あるいは追加分は別に用意する予定の場合に適しています。

銀行の信託は金融機関に預けられること、それ自体がメリットになるはずです。

葬儀の名目で生前に預けておけば、万が一不幸が発生しても、口座凍結やお金が引き出せなくなる状況が避けられます。

まとめてお金を預ける必要はありますが、通常の預貯金とは別に、お葬式代を確保しておきたい人にとって便利です。

個人に信託する預ける方法は、任せる相手を見極めることも重要ですが、あらゆる可能性を想定して、書類を作成しておくのが正解です。

いくら信頼できる相手で約束を守る人でも、突然目の前に大金が現れれば別です。

経済的に困っていなかったり、お金の管理がしっかりしている人なら不安は小さいでしょうが、それでも書類は作成すべきでしょう。

贈与税が課税される心配や、相続がややこしくなるリスクもあるので、詳しい行政書士に尋ねることをおすすめします。

行政書士であれば、相談だけでなく書類の作成も依頼できますから、生前にお金を預けたい人がいる場合に頼りになります。

預貯金は、銀行口座を持っていれば特に手続きや手間もなく預けられますが、死亡後に凍結される恐れがあるのがネックです。

折角お金を口座に入れておいても、肝心な時に使えなければ本末転倒ですから、確実に使える方法を検討して選びましょう。