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【葬儀費用】お布施について


葬儀費用お布施について

一般的には、葬儀は一生において何回も立ち会うものではありません。

そのため、色々と疑問だと感じる点が多いのは不思議なことはではないでしょう。

だとしても、疑問点を見て見ぬふりをしたら土壇場となって困ってしまうおそれもあります。

したがって、のちのち参加する可能性が少しでもあるなら、できるだけ早い段階で解消しておくのが理想的です。

そして、沢山の人が疑問に感じやすい点として葬儀費用のお布施が挙げられます。

故人との生前の関係性によって、喪主などの遺族が抱く気持ちは様々です。泣き崩れるような悲しさに包まれることがあれば、あんまり付き合いがなかったのでほとんどショックを受けない場合もあります。

しかし、基本的に気持ちにより金額が変わることはないです。ある程度の相場が決まっているので、そこから大きく外れるとマナー違反と見なされる可能性があります。

田舎など噂がひろがりやすい環境だと、常識外れ人としてレッテルを貼られることも珍しくはないのです。

勿論都会であっても、今後の親族との付き合い方などに影響が出ることは十分に考えられます。ですから自己保全の意味もかねて、どれ位が適切なのかきちんと把握しておく必要があります。

そのためには、元々お布施とは何を指すのか分かっておくことも重要になります。正しい意味を把握することで、必要性を理解して渡しやすい心境になるでしょう。

さらに、相場だけでなく渡し方について把握しておくことも忘れてはいけません。

同じ金額を包んだ場合でも、渡し方によって遺族に与える印象はかなり異なるからです。

また、相場に関しても地域だけでなく全国的な平均を知っておくことが大事です。

昔は喪主はその地域に住んでいるのが当然という時代もありましたが、交通機関が発達したこの時代において地域の縛りはほぼありません。

極端な例を挙げると、葬儀のために海外が緊急帰国するようなケースもあるぐらいです。

その場合、ご自身の住んでいる地域の相場だけを知っていても、大した意味はないので要注意です。

ベストなのは葬儀の行われる場所の相場を把握することですが、それは難しい場合もあるので少なくても全国平均だけは押さえておくのが得策です。

そうすることで大きく見誤った金額を渡すことは避けられるでしょう。

このように、葬儀費用に関しては配慮しなければならない点がたくさんあります。

どれも知識さえあれば対応できる話なので、事前にしっかりとチェックしておきましょう。

葬儀費用のお布施とは?

日本人であれば、お布施という言葉を一度は聞いたことがあるでしょう。

しかし漠然としたイメージしかなく、具体的な定義を理解していない人もたくさんいます。これは葬儀をはじめとした法事の際に僧侶に渡す費用を指す言葉です。

自分の好きなメーカーやタレントの商品を購入するときに、この言葉を使う人もいますが正しい意味ではありません。

本来の意味から転じて用いられるようになっただけなので注意してください。

正しくは仏教関連で使われる用語であり、多くのパターンがあります。定番なのは、供養のための読経をしてもらったときに渡すものです。

ただし僧侶個人に対してあげる金銭を指すわけではないので注意しましょう。

費用という言葉を使いましたが、実際には他のコストのように請求されるものではありません。

あくまでも自分が判断して心の赴くままに渡すものです。

大切なのは感謝の気持ちが篭っていることであり、昔は金銭ではなく食料などの現物を渡すこともありました。

たとえ金銭でなくても、感謝が込められていれば定義としてはお布施に当てはまることになります。とはいえ、現代社会において金銭以外を渡すケースはまずないでしょう。100%金銭を渡す形になると考えておいて差し支えはありません。

他のものを渡したいなら、事前にしっかりと相談しておくほうが良いです。

いずれの場合も、葬儀の料金と捉えないように気を付けてください。

それは僧侶や寺院に対して侮辱に該当する恐れがあります。

こちらからの感謝の表れだと考えて、寄付という形で渡すのが理想です。

そのため料金表などは特に用意されておらず、本来は自分の感謝の度合いで金額を決めて良いことになっています。

そう聞かされると、戒名を付けてもらったお礼と勘違いする人も少なくありません。

お布施の金額の多寡によって、戒名のレベルの高低が変わるという説も存在します。

しかし、これはどちらも正しくないので間違わないでください。

戒名にお布施の金額はまったく関係なく、もし変わると事前にいわれたら正しいスタンスで供養は実際されません。

戒名は仏門に入るうえで戒律を守る使徒になった証明です。

お布施はあくまでも故人の成仏を願うものであり、その導きを行う読経などの行為に対する感謝に過ぎません。

言い換えると、僧侶を通じてご本尊への気持ちを伝えるためのものです。

ただし仏教的にはもっと深い意味もあるので、詳しく知りたい場合は別途勉強すると良いでしょう。

葬儀費用お布施の全国平均は??

葬儀費用の相場について知る方法はいくつか存在します。

最もシンプルなのは寺院に問い合わせることですが、その行為に心理的な抵抗を持つ人もいるでしょう。

神仏に関することなのに、金銭のような俗世の話を持ち出すことは良くないと思いやすいからです。

しかし、そのような心配は不要であり、直接質問することはマナー違反に該当しません。

ただし質問の仕方にはポイントがあります。

ストレートに金額を尋ねてしまうと、決まっていないと答えられることが多いです。

これは意地悪ではなく事実であり、むしろ金額を提示しないことは誠実な態度ともいえます。とはいえ、それでは参考にならないため、違う聞き方をしなければなりません。他の人はどれくらい包んでいるのか尋ねてみると良いでしょう。

そうすると平均的な目安を教えてくれる可能性があります。

しかしそれでも教えてもらえないケースもありますし、それ以前にやはり質問しにくいと感じる人もいるでしょう。

そこで大事なのは、お布施の全国平均を把握しておくことです。

気持ちで決めて良いとアドバイスされても、それを鵜呑みにするのは良くありません。

あくまでも建前であり、実際はルールに近い慣習として根付いている場合もあるからです。

まずは全国平均を抑えたうえで、地域ごとの大まかな相場も知っておくことがポイントになります。

時代や景気によって変わる場合もありますが、全国平均はおよそ50万円ほどとなっています。

しかし必ずしもそれだけ包む必要があるわけではなく、大きく全国平均を下回っている地域も珍しくありません。

たとえば、北海道や中国地方は30万円ほどが一般的となっています。

九州なども同様ですが、それに対して近畿や関東は50万円前後であり、ほぼ平均的な金額となっています。

一方平均を大きく超えているのは東北地方で、その金額は60万円にものぼります。北海道と隣なのに、2倍近くの差があるという点に驚く人も多いでしょう。

地域の持つ歴史なども影響するので、場所だけで短絡的に判断してはいけないということです。

また、葬儀の長さなどにも関係しているため、この金額はあくまでも目安と考えておいてください。

たとえば、関東や近畿の場合でも20万円ほどで済むケースも見受けられます。

また、判断が難しく寺院や僧侶にも聞けないなら、葬儀会社に尋ねてみるという手もあります。

用意できる金額が相場よりも大きく下回りそうなら、前もって相談しておいたほうが安心です。

葬儀費用のお布施の渡し方は??

葬儀費用としてお布施を渡すなら、適切なタイミングを知っておきましょう。

タイミングは葬儀が終わった時点と翌日であり、どちらでも問題はありません。

一般的には僧侶が寺院に戻る前に呼び止めて渡すケースが多いですが、一晩経ってから寺院に出向いて渡してもマナー違反ではないので安心してください。

そう教えられても、翌日にすると後回しにしたみたいで失礼と考える人もいます。

しかし、当日は忙しくてお礼を述べる時間を取れないこともあります。

いい加減に済ませてしまうよりも、翌日に十分な時間を確保して感謝の言葉とともに渡すほうが良い場合もあるでしょう。

何らかの事情によってどちらも難しいなら、第3の方法として通夜が終わった時点で渡しておくという方法もあります。

また、包みを手渡しするのはマナー違反なので注意しなければなりません。

包まずに現金で渡すことなど問題外なので、決して行わないようにしましょう。

そのような態度は、まるで恵んでいるように映るため、僧侶を見下す行為に該当します。

平等な現代社会において、身分をそれほど意識する必要はありませんが、こちらは依頼して供養してもらった立場です。

サービスを受けたお客と同一視しないようにしてください。

神仏の代行者である僧侶に対して敬意を払わなければなりません。

そのためしっかりと包んだうえで、手渡しではなくお盆の上に載せて渡すようにしましょう。

地域によってはお菓子の上に載せる場合もありますが、いずれの場合も名前を僧侶のほうを向けておくことが重要です。

お盆は食事の配膳に使うものではなく、小さな四角形のものを使いましょう。

用意できなければ、手持ちのなかから最も小さいものを選ぶと良いです。

このときにお布施だけでなく、お車代なども一緒に渡すのが一般的となっています。

意味合いが異なるお金なので同等に扱うのは良くないと思う人も多いでしょう。

この点に関しては合理性を優先する傾向があり、わざわざ2回渡すよりもスムーズに進めるほうが重視されます。

上記のようにすれば失礼には当たりませんが、より万全を期したいなら台詞も前もって考えておく必要があります。

今後も法事でお世話になる可能性が高いため、印象の良い言葉を添えられるようにしておきましょう。

上記はあくまでも一般的な方法であり、宗派などによって細かな違いがあることも考えられます。

しかし大きくはずれていないので、基本的にはこれらを踏襲する形で進めても大丈夫です。

葬儀費用のお布施のまとめ

葬儀費用お布施について

自分は関係ないと考えていても、いつ葬儀費用のお布施を用意する立場になるか分かりません。

そのため、日頃から最低限の知識を付けておくことが非常に大事です。

とはいえ、インターネットで検索しても自分の地域のことはヒットしない可能性があります。

古来からの慣習であるため、文章化されずに口答で引き継がれていることも多いからです。

そのため、少なくとも一般的なマナーや相場を知っておく必要があります。

そのうえで相談できる相手を探すのが効率のよい対処法です。

誰が相応しいのか分からなければ、まずは親族に尋ねてみると良いでしょう。

年配の親族であれば、これまでにお布施をした経験があるかもしれません。

自分が葬儀に参加したことがあるなら、喪主を誰が担当していたのか思い出してください。

その親族に尋ねることで有力な情報を得られる可能性が高いです。

時代ともに変化している部分もあるので気を付けましょう。

たとえば、お布施は俗世的なものではないと解説しましたが、実は領収書を出してもらえる寺院も存在します。

葬儀にかかった費用が控除に使えることもあるので、少しでも節税したい場合は依頼してみるのも一つの手です。

丁寧に尋ねたり頼んだりすることが大切ですが、失礼だと思って遠慮する必要はありません。

すべてが終わってからだと寺院側も対応しにくくなるので、事前に確認しておいたほうが良いでしょう。

また、新札や旧札にこだわる必要はありません。結婚式では新札を包むのがマナーとなっていますが、葬儀のお布施に関してはそのようなマナーはないのです。

しかし、新札は良くないという話を聞いたことがある人もいるでしょう。

人が亡くなったことに対して、お祝いしているような印象を与えかねないというのが理由です。この考え方には根本的な間違いがあります。

仏教の世界では葬儀は必ずしも不幸を意味するのものではありません。

故人の安らかな眠りと新たな旅立ちを祈る儀式であり、決してネガティブなものではないのです。

そのため、新札であっても場違いということにはならず、考え方によってはむしろ合っているともいえます。

むしろ、しわのたくさん付いた旧札のほうが失礼に当たるので気を付けましょう。

このように仏教についてよく知らないと、誤ったイメージで正しくない対応をしてしまう恐れがあります。

熱心に勉強する必要はありませんが、冠婚葬祭のマナーの一環として最低限の知識は持つように心がけておきましょう。