家族や親せきなどに不幸があった場合は、友達や知り合いなどに喪中はがきを出します。
年賀はがきやお祝い事などを遠慮するためにも、なるべく早く送るようにしましょう。
家族や親近者が亡くなった時に、故人に対して想いを巡らせる期間の事を喪中と呼んでいるのが日本の古くからある風習です。
家族はもちろん親近者を失った悲しみから立ち直り、今までのような日常生活を取り戻す期間とも考えられています。
自分の身内に対象となる人がいる場合、喪中旅行は控える方がよいでしょう。
旅行に限らず結婚式やお祝い事など、賑やかに騒ぐような行事は控えるのが日本の喪中での風習になっています。
亡くなってしまった大切な故人の冥福を、家族や親近者などで祈るのも喪中の持つ意味になるためです。
喪中の範囲になる対象の親族は、故人から数えて2親等までになります。
2親等とは故人の祖父母や兄弟姉妹までの範囲で、これ以上の場合は喪中の対象にはなりません。喪中の期間は、忌中が49日間なのに対し1年間と長くなるので注意しましょう。
一周忌の法要を営むまでが喪中とされていますが、故人との続柄でも期間が変わるので注意しなければいけません。
自分の両親が亡くなった場合は、1年間が喪中となります。
故人との続柄が祖父母や子供の場合では、少し幅があり3か月から1年間です。
兄弟や姉妹の続柄の方では、3から6か月になるので気を付けましょう。
喪中旅行以外にも、お祭りや慶事なども慎まなければいけません。
この期間中は、年末や年始に行う挨拶なども厳禁となるので注意しましょう。
年始に届く年賀状を書く期間も考え、12月の初旬ごろまでには喪中はがきを送付するようにします。
喪中はがきも2親等までの親族が届けるもので、知人などに知らせるために出すものです。
知り合いや会社関係の結婚式などに招待されている場合は、忌明け後なら相手が了承した場合は出席しても問題はないでしょう。
自分の結婚式の場合は、なるべく延期する方が無難です。
式場の関係でキャンセル等が難しい場合は、家族や親族とよく話し合い決定します。