葬儀で電報をいただいたものの、お礼の伝え方で迷っている人もいるのではないでしょうか。
きちんと感謝の気持ちを伝えたいと思っていても時間がない、そもそも住所がわからずお礼ができない、仕事関係の人など関係性によっても変わります。
メールで電報のお礼を伝えるときは、どうしたらいいのでしょうか。
葬儀の電報のお礼に対してメールは失礼?
葬儀で電報をいただいたときに、メールでお礼は失礼になるのではと躊躇してしまっている人もいるかもしれません。
相手との関係性によっても変わりますが、基本的にはメールでお礼を伝えても問題ありません。
葬儀を終えてから1週間以内にお礼を伝えられるように心がけ、なるべく早く連絡できるようにしましょう。
ただし、年配の方や目上の方にお礼を伝えるときは、メールだと不快な気持ちになる人もいます。
直接会う時間が取れない、電話だと時間が合わないなどの理由があるときにメールでのお礼を伝えるようにしてください。
元気な声を聞けたほうが安心する人もいますので、関係性で調整できるといいですね。
参考
伝法のマナーについて詳しくはは下記記事をご覧下さい。
葬儀の電報のお礼をメールで伝える方法
葬儀の電報のお礼をメーで伝えるときの具体的な方法について説明します。
決まった形式はない
電報のお礼をメールで伝えるとき、決まった形式は存在しません。
そのため、メールで簡易的にお礼を伝えるケースもあれば、きちんとした文例でお礼を伝えることもあります。
大切なことは、電報を送ってくれた相手に対して、感謝の気持ちをどの程度伝えられるかどうかです。
形式にとらわれることなく、あなたの想いをメール本文のなかに含めるようにしてください。
また、本来の作法でいうと直接お礼を伝えるのが最も丁寧な対応になるので「略儀ながら書中をもちまして謹んでお礼を申し上げます」と一言添えてください。
いただいた電報に対してのお礼
メールの文面には電報をいただいたことに対してお礼をしっかりと伝える必要があります。
- 心遣いをいただき感謝しております
- ご多忙ななか電報をいただきありがとうございます。取り急ぎ、お礼を伝えたくメールいたしました。また連絡いたします
- ご多忙中にもかかわらずご鄭重なるご厚志を頂戴いたしまして、ありがとうございました
などをメールの文面に含めます。
アレンジしてあなたなりの感謝の言葉としてメールの文面に入れるようにしてください。
葬儀が無事に終わったことの報告
電報のお礼を伝えるうえで、必ず含めるのが、葬儀が無事に終わった報告です。
電報を送ってくれた相手にとっても、気にはかけていても葬儀のあとで忙しくしているかなと連絡を控えている人もいます。
「葬儀・告別式は滞りなく済ませることができました」とメールのなかに入れておくと、受け取った側も安心します。
また、「目まぐるしく過ぎていきましたが、やっと落ち着き静かな一日を過ごすことができました」と入れておくと、落ち着いたことが伝わります。
なかには改めて、手を合わせにいきたいと考えている人もいると思いますので、一言入れておくと安心です。
生前の故人への感謝
電報を送ってくれた相手が、故人と生前に付き合いがあった場合は「生前はお世話になりました」と入れておくと、より丁寧な文章になります。
もし、故人との思い出などを共有できるものがあれば、一言入れておくと懐かしい気持ちになってもらえるはずです。故人の代わりに感謝の気持ちを伝えられるといいですね。
これらを意識してメールの文面を作っていきます。
受け取った側が読みやすくなるのに、文章が長くなりすぎないように意識すること、適度な長さのところで改行や句読点を入れるようにすると、より読みやすくなります。
参考
葬儀の電報のお礼について詳しくは下記記事をご覧下さい。
葬儀の電報のお礼をメールで送る時の文面
例文:会社宛てに送る文面
先日はご多忙にも関わらず丁重なる弔電をいただき。
誠にありがたく厚くお礼申し上げます。
おかげさまで通夜・葬儀・告別式を滞りなく終えることができました。
故人が生前賜りました格別のご厚情に感謝いたします。
今後も変わらぬご厚誼を賜りますようお願い申し上げます
本来であればお伺いお礼を申し上げたいところですが、
取り急ぎお礼を申し上げたくご連絡いたしました。
例文:シンプルな定型文
この度は、◯◯の葬儀に際しまして、弔電を送っていただきありがとうございました。
ご多忙にも関わらずご厚志を頂戴いたしまして感謝いたします。
おかげさまで葬儀・告別式を滞りなく済ませることもでき、
◯◯も安心していることと思います。
取り急ぎにはなりますが、
お礼を申し上げたくお便りいたしました。
メールにして失礼いたします。
例文:友人に伝える文面
◯◯の葬儀に際しまして、お忙しい中、丁寧な弔電をいただきありがとうございました。
おかげさまで葬儀も滞りなく済ませることができました。
本来ならば、直接お礼をお伝えするべきところですが、
メールをもってご挨拶を申し上げます。
まとめ
葬儀の電報をいただいたときは、故人とともにお礼を伝えている気持ちを持つことが大切です。
できるだけ1週間以内にメールを送ること、直接会って伝えられないときは、電話やメールで感謝の気持ちを伝えるようにしましょう。