葬儀が終わったあとに、電報をいただいた人に対してもお礼を伝えなくてはいけません。
故人を大切に思っているからこそ、参列できない代わりに電報を送ってくれた人に対して、忙しいからとそのままにしていては失礼になってしまいます。
電報をいただく相手はさまざまですが、会社からいただいた場合は、どのようにお礼を伝えたらいいのでしょうか。
会社から電報をいただいたときの、お礼の伝え方について解説していきたいと思います。
目次
会社に葬儀でいただいた電報のお礼を伝えるのは1週間以内
会社からいただいた電報に限らず、お礼を伝えるのは葬儀から1週間以内が目安だと言われています。
そもそも電報のお礼は、葬儀が無事に完了したことへの報告も兼ねているので、あまりに連絡が遅くなってしまうと、「なにかあったのかな?」と不安にさせてしまいます。
葬儀のあと、気持ちの整理もつかないままで辛い人もいると思います。それでも、故人のことを思い、電報を送ってくれた相手に対して1週間以内には何かしらの方法で連絡できるといいですね。
もしどうしても時間が取れないときは、代行サービスなどを使って依頼刷る方法もありますので、そのまま放置にならないように気をつけてくださいね。
会社からの葬儀の電報はお礼状をつけて丁寧に
会社からの電報のお礼を伝えるのに、どうしたら失礼なく丁寧な対応になるのか迷っている人もいるのではないでしょうか。
最も丁寧な方法は直接相手の顔を見てお礼を伝える方法です。
あなたの顔を見ることで、ほっと安心できる人もいると思います。特に相手が年上の場合、社会的な立場が上の人に対して、メールでお礼を伝えるのは失礼だという人もいます。
その人にとっても年代によっても感じ方は違うと思います。
相手との関係性によっても、お礼を伝える方法を決めるようにしてくださいね。
ただ、葬儀のあとすぐに直接顔を合わせる時間がないときは、メールやFAXを使い気持ちを伝えることもできます。
連絡先を知っている前提での話になってしまいますが、親しい間柄の相手であれば、メールでも失礼になりません。
会社からいただいたのであれば、住所やメールなどの連絡先もわかるはずです。
メールを送信するときの宛名に、電報をいただいた人の名前を含めるようにしてください。
会社の代表であれば、代表の名前を電報の宛名にするように気をつけてくださいね。
会社宛に電報のお礼状を書く時のポイント
会社宛にお礼状を出すときに、どんな文章にしたらいいのか初めてのことでわからないこともたくさんあると思います。
きちんと敬意を示しつつ、感謝の想いを伝えられるといいですね。
また、自分で文章を考えるのが苦手な人は、VERYCARDのような定型文を送れるサービスもあります。
定型文といってもたくさんの文章のなかから選べるので、マナーを意識したお礼状を出すこともでき、負担を軽減できます。
目上の人に出すお礼状だからこそ、失礼のない対応ができるような方法を選んでくださいね。
形式に決まりはあるの?
お礼状を出すときに、まず形式などの決まったルールがあるのか疑問に思う人もいると思います。
お礼状には必ずしも「こうしなくてはいけない」などの決まったルールが存在するわけではありません。
そのため真っ白な便箋を使う人もいれば、線が入っているものを使う人もいます。
ただし、お礼状は電報をいただいたことに対してのお礼なのもあり、落ち着いた色合いの白やグレーなどのデザインを選ぶのもポイントです。
筆ペンや万年筆などの筆記用具を使い、一文字一文字丁寧に書いていきます。
手書きが苦手な人は、パソコンで作成する方法もあります。
縦書きで記入し、失敗したときは書き直すなど、修正箇所が多くならないように気をつけてください。
どうしたら気持ちが伝わるのかを意識しながら、書くのがポイントです。
また文章の始まりには「拝啓」と入れ、最後に「謹白」と記入して文末にします。
丁寧に書いている文章だとしても直接会ってお礼を言えていない分「略儀ながら…」と一言入れておくと、より丁寧な印象にもなります。
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会社から連盟で葬儀の電報を受け取ったときのお礼
会社から電報をいただくときに連盟のケースもあります。
その場合、少し大変なのですが、誰か一人にお礼を伝えるのではなく、すべての人に感謝の気持ちを伝えるお礼状を用意する必要があります。連盟でいただいたから連盟で返すのではなく、それぞれに全く同じ文章ではなく(手を抜いていると思われてしまうため)、気持ちを伝えるとうにしてください。
人数が多く大変なときは、手書きにこだわらずVERYCARDなどを使って用意する方法もあるので、負担にならないやり方を選択するようにしてくださいね。
まとめ
会社から葬儀の電報をいただいたときのお礼について説明しました。
できるだけ、直接会って感謝の気持ちを伝えるべきではあります。
ただ、気持ちの整理がついていない、葬儀のあとのバタバタ忙しく会う時間が取れないときは、お礼状などで感謝の気持ちを伝えられるようにしてくださいね。