少子高齢化の時代といわれるようになって、日本全体での葬儀件数は増え続けていますが、互助会で葬儀をあげる人は、全体の20%近い件数になります。
このように葬儀業界の中で大きな存在である互助会において、ベルコの互助会は日本トップクラスの会員数と施設をもっている巨大組織です。
この記事では、ベルコの互助会がどのような組織で、会社の経営状況はどうなのか、またベルコが提案している結婚式や葬儀のプランはどういった特徴があるのかといったことを詳しくご紹介していきたいと思います。
将来の結婚式や葬儀に備えておきたいと考えている方の参考になると思いますので、ぜひ最後までお読みください。
互助会とは
互助会という名前は聞いたことがあっても、どういうものかよくわからない、という方も少なくないかと思います。まずは互助会という組織について、その仕組みと歴史を簡単にご紹介していきたいと思います。
互助会の歴史や選び方などを、こちらの記事にまとめています。 続きを見る
【互助会とはどんな組織?】互助会の仕組みや歴史、選び方などを詳しく解説
互助会の仕組み
互助会とは、主に冠婚葬祭にかかる費用をまかなう目的で、多くの会員が少額のお金を60~100回という長期間に渡って積み立てていく仕組みを持った組織です。互助会では集まった資金を活用し、冠婚葬祭に必要な施設を立ち上げ、設備を購入しながら、会員向けに割引プランを提供しています。
互助会は一時期、次々に新しい組織が生まれていきましたが、資金管理がしっかりできておらず、明確なルールが整備されていなかったことで、会員の不利益になることもありました。
1972年からは経済産業省の認可を受けることになり、社会的に認められるようにルールを整備し、預かっている積立金もしっかりと管理するようになりました。
現在では、全国に250ほどの互助会組織があり、2兆5000億円近くある預かり金額は毎年増えている状況です。
互助会の歴史
互助会が誕生したのは1948(昭和23)年のことでした。当時は戦後間もない頃で物資も不足している状況でしたが、どんな時代であっても冠婚葬祭ぐらいはちゃんとやりたいという人々の想いから生まれました。
高度成長期には、若者が都市部に集中し、集合住宅に住むようになったことから結婚式場での結婚式の需要が高まり、多くの会員が集まるようになりました。
その後少子高齢化が進んだこともあって、事業の中心は葬儀に移り、互助会では、豊富な資金を使って次々に葬儀用のホールを立ち上げるようになっていったのです。
人々の価値観が多様化している今日でも、ニーズに合ったプランを提供することで互助会の存在感はしっかりと残っています。
冠婚葬祭互助会の仕組みや成り立ちについてはこちらの記事も参考にしてください。 続きを見る
【冠婚葬祭互助会とは】互助会はどういう仕組み?成り立ちや特長等を詳しく説明
ベルコの互助会はどんな組織
ここでは日本有数の互助会組織であるベルコの互助会について、詳しくみていくことにしましょう。
互助会を運営するベルコという会社がどういった会社か、また経営状況はどうなのかといったことについてご紹介していきます。
運営するベルコという会社とは
ベルコの互助会が誕生したのは、1969年兵庫県西宮市でした。近畿地方を中心として会員を増やしながら事業エリアを拡大し、現在では北海道・秋田・岩手・宮城・茨城・福島・富山・愛知・大阪・兵庫・奈良・和歌山・三重・山口・香川・高知・島根・福岡と、日本全国に拠点を設けています。
263万口の加入者がおり、ベルコで葬儀を行う人は年間4万人以上にも上ります。
ベルコで働く正社員、パート等を含めると6000名以上という、非常に大きな組織となっています。
会社の経営状況
ベルコの令和2年度の売上は417億円で、そのうち葬儀関係の売上が約85%となっています。
ベルコが保有する結婚式場は30か所以上、葬儀ホールは200ヵ所以上あります。
その他にも、ベルコの関連施設としてホテルやコスチュームサロンがありグループ企業で様々な事業を運営しています。
ベルコの互助会の口コミや評判が知りたい方は、こちらを参照してください。 続きを見る
【ベルコの互助会の口コミは?】葬儀や結婚式のプランと評判をチェック
生活保護を受けている人がベルコの互助会に加入できるのか、ということをこちらの記事にまとめました。 続きを見る
【ベルコの互助会は生活保護でも加入できる?】生活保護と葬儀を解説
ベルコの互助会が提案するプラン
ベルコの互助会ではどのようなプランを提案しているのでしょうか。
結婚式、葬儀等のプランの内容についてご紹介していきましょう。
ベルコの互助会が提案しているコースについて、こちらの記事も参考にしてみてください。 続きを見る
【ベルコの互助会にはどんなコースがある?】葬儀、結婚式のプランを紹介
ベルコ互助会の結婚式プラン
ベルコが提供しているプランは、事業エリアによって多少異なります。
本社がある関西でのプランをみると、毎月2000円を120ヶ月積み立てて24万円になるBCコース、4000円を同様に積み立てて48万円になるBDコースがあります。
この2つのコースを結婚式か葬儀に充てることになっています。
結婚式用のBCプランとBDプランがあり、それぞれ新婦のための貸衣装、着付け、ブーケ等が含まれています。
新郎が利用する場合には、貸衣装、着付け、記念写真が含まれ、挙式料と施設使用料、食事代の割引サービスがついています。
ベルコ互助会の葬儀プラン
ベルコが提供している葬儀プランも、24万円のBCコースと48万円のBDコースが基本プランとなります。
どちらのプランにも棺、遺影、霊柩車といった基本的なものと、式の設営や運営のサービスが含まれていますが、式場使用料、火葬費用、宗教者への謝礼、飲食代は含まれていません。
プランの中では通常の祭壇以外にも花祭壇、オリジナル祭壇、家族葬祭壇等にすることが可能です。
プランに含まれていないサービスも、ベルコやベルコの関連会社から会員向けの割引金額で提供してもらうことができます。
ベルコの葬儀については、こちらの記事に詳しくご紹介しています。 続きを見る
【ベルコの冠婚葬祭互助会で葬儀をするには?】会員になるメリット、注意点などを紹介
ベルコ互助会の成人式、七五三プラン
ベルコの互助会で提供しているプランは、結婚式あるいは葬儀にしか充当できないことになっています。
成人式や七五三のためのプランは設定されていませんが、ベルコの関連会社であるベルクラシックグループでは貸衣装と写真撮影をパッケージにしたプランを用意しています。
ベルコの互助会の会員は、このプランを格安で利用することができます。
ベルコ互助会の七五三・成人式・結婚式の費用とプランについては、こちらの記事をご覧ください。 続きを見る
【ベルコ互助会の結婚式、成人式、七五三の特徴は?】それぞれにかかる費用とプラン
互助会の選び方
全国に約250の互助会組織がありますが、これから互助会に加入することを考えている場合に、どのように互助会を選べばいいのでしょうか。
また、互助会に加入する際に、どんなことを注意すればいいのか、ということも併せてご紹介していきます。
互助会の選び方
まずは、自宅から近いところにある互助会を検討してみましょう。
身近にある互助会であれば気持ちの上でも安心感がありますし、相談もしやすいでしょう。
その互助会が提供しているプランについても知っておく必要があります。
自分の頭にあるプランに対応していない場合もありますので、加入する前にしっかり確認しておきましょう。
それ以外にも、互助会の会員向けサービスについても調べておきましょう。
互助会によっては多くの提携先で割引サービスなどの会員特典が提供されます。
また、加入する前には、その互助会の経営状態も知っておくと安心できます。万が一、その互助会が経営破綻すれば、積立金の半額は保全されていますが、それ以外は戻ってこない可能性もあるからです。
互助会選びの注意事項
互助会の加入前には担当者から互助会の仕組みなどについて、しっかりと説明を聞くようにします。
特に解約にかかる手数料についてはきっちりと確認しておくことです。
互助会を途中で解約すると、通常10%程度の手数料がかかりますので、加入前に知っておいたほうがいいでしょう。
また、互助会の積立で葬儀や結婚式の費用をすべて賄えると思っている人もいますが、そうではありません。
積立金でどこまでカバーされているのかを、事前に確認しておきましょう。
【ベルコの互助会とはどんな組織?】ベルコの会社とプランについて詳しく紹介!のまとめ
少子高齢化時代になって、葬儀件数が増えたことから、異業種からの葬儀業界への進出も
増えていますが、そういった状況でも互助会は一定の存在感を保っています。
ベルコの互助会は、全国で展開し有数の会員数と保有施設を誇る日本最大級の互助会組織として冠婚葬祭業界をリードしています。
今後、人々の価値観が多様化していく中でもニーズに合ったサービスを提供していってくれることでしょう。
ベルコの互助会に加入することをお考えの方は、こちらのサイトでオンライン入会の申し込みが可能です
こちらのサイトは、互助会 ベルコに特化したサイトになります。
⇒https://www.gojyobell.net/
その他の互助会もあわせて検討してみたい方は、こちらのサイトをご覧ください。