葬儀を行う前に互助会のある葬儀社を比較するポイントをおさえておきたいけど、どこを比べたらいい?
互助会のある葬儀社はいいのかしら?
どういう部分を比較したらいいのでしょうか?
以下で葬儀社、互助会を比較するためにおさえておくポイントをお伝えします。
目次
葬儀社を比較する前にやっておきたいこと
葬儀を行う時のことを考えて準備をしておきたいけど、何を準備したらいいのでしょう?
まずは、どこから考えていけばいいの?と思われる方がほとんどでしょう。
いざ、葬儀のことを考えるとなっても、どこから手を付ければいいのかわからない方のために、まずは葬儀社を比較し、一括で葬儀社の見積もりを取る前に考えておくことをここでお伝えします。
簡単でいいので、まずは葬儀の「形式」「規模」「場所」「内容(要望)」をまとめておくようにしましょう。
葬儀へのこだわりや要望する内容をエンディングノートに書き込んでおくといいです。
(以下、参考URL 葬儀の要望をまとめるために押さえる4つのポイント | 葬儀 - 価格.com
https://kakaku.com/sougi/howto/S0007.html )
葬儀の「形式」
- どんなお葬式にしたいか?(お葬式をあげるのか?火葬だけにするのか?)
- どの宗教のお葬式にしたいのか?(「仏式」「キリスト教式」「神道式」「無宗教式」)
葬儀の「規模」
- どれくらいの人数を呼んでお葬式をあげたいか?
親族、身内のようなごく親しい友人のほか、どこまで知人友人に声をかけるのか、線引きをしておくとどのくらいの規模の葬儀になるかわかり、見積もりが取れます。 - 一般的な葬儀にしたいのか?家族葬にしたいのか?
葬儀の「場所」
- 葬儀の会場をどこにしたいのか?(家で行いたいのか?葬儀の会場を借りるのか?)
- 家の近くに会場を借りるのか?参列者がアクセスしやすい場所に会場を借りるのか?⇒参列者が家の近くの方が多いのか、遠方からの方が多いのか?参列者が家の近くにお住まいの方が多い場合は家の近くの会場のほうがいいです。
遠方からいらっしゃる方が多ければ交通の面を考慮しアクセスの良い駅前や駐車場をしっかり完備しているアクセスのよい会場を選んでおく方がよいです。
葬儀の「内容」⇒どんな葬儀にしたいか要望を考えておく。
- 親しい親族、身内、知人だけを呼んでこじんまりした葬儀にしたいのか?
- 生前にご縁のあった人を大勢呼んで、盛大な葬儀を行いたいのか?
- 音楽葬、想い出の場所を選んで参列者が感動するような葬儀したい、などといった要望や、こだわる点をエンディングノートに書きこんでおくといいです。
互助会のある葬儀社を比較するためのポイント
葬儀社を比較する時、どの面から見て比較したらいいのか?
ただ単に費用面だけではなく、いくつかの面で比較することをする必要があります。
どういう部分を見て、比較したらいいでしょうか?
葬儀の料金を比較!
◎葬儀一式費用の内容の確認を!
葬儀社のやっている互助会のホームページを見ると、料金が載っているため、その料金を比較してみるといいのですが、会社によってフォーマットが違うため、トータルの料金を比較するだけではわかりません。
項目ごとに一つ一つ比較しなければ正確に比較することはできません。
つまり、同じ内容で比較する必要があります。そのため、総額ではなく、一つ一つの項目ごとで比べてみましょう。
葬儀にかかる費用は一式というようにまとめて書かれていることが大変多いため、葬儀費用一式に含まれている内容に何があるのか、追加で別料金としてどんな費用がかかってくるのか、しっかりと確認しておく必要があります。
「葬儀一式費用」というのは、一般的によく使われる言い方です。
これは簡単に言えば、「祭壇一式のレンタル料金」と「柩」と「人件費」の金額になります。
葬儀が終わった後で「サービス料」を取られたというケースもあるそうです。そのため、
「人件費」の部分は後から請求が別になってくるのかどうかを確認しておきましょう。
◎「人件費」の項目を特に要チェック!
※「人件費」の項目は、「司会進行」「設営費」「プロデュース費」「式典係員費」「手続き代行費」「企画施行費」「案内係費」などのように、葬儀社によっても違う言葉を使っています。このような言葉が出てきたら、しっかりと確認しておきましょう。
◎主要なものが「装飾一式費用」に入っているかを細かくチェック!
祭壇・棺・人件費・受付の設営費・遺影写真・お供え物・ドライアイスなどが「装飾一式費用」に入っているのかどうか、何が入っているのかを一つずつチェックして比べてみてください。
葬儀社のホームページで見かける「葬儀一式の費用」というのは、こういった葬儀の中で主要なものです。
そして、実際に葬儀を行う時には他にいろいろと必要なものが追加で発生して、費用が別にかかってきます。
一般的な追加費用として「飲食接待費」や、「返礼品」、「霊柩車」「装飾花」など、追加で付けることが必要になる場合には後から別料金として葬儀費用の上に載ってきます。
ちなみに「返礼品」は、「当日返し」「後返し」という2つの方法があり、どちらの設定になっているのかを見ておきます。
「後返し」になっている場合、見積もりの中では「会葬御礼」」という項目で金額として低く設定されていたとしても、後日いただいたお香典の中から約半分程度の金額を返礼品としてお返ししますので、その分も費用の計算の中に入れておく必要があります。
(一人あたりの返礼品の金額は平均で4,000円~5,000円程度くらいですので、一人あたりの返礼品の金額×人数分で計算してみてください。)
こういった葬儀一式費用に含まれていない費用が葬儀後に発生してくることを考えておかなければ、実際に葬儀後に請求がきた時に費用が想像以上に高額になっていることに驚く羽目になります。
葬儀そのものだけでなく、参列者のために必要なもの、葬儀をより盛り上げるために付け加えたものは、葬儀社が最初に出す見積もりには入っていないからです。
そもそも、なぜこうした費用は最初の見積もりには盛り込まれていないのかというと、それらの支払い先が葬儀社ではないためです。
そして実際の葬儀の時には必要になって入れることになる項目も前もってできるだけ想定しておかないと、予算が大幅にオーバーした金額になってしまうことになります。
そのため、見積もりのほかにかかる可能性がある費用を葬儀社で見積もりの説明を受ける時にしっかりと質問して確認しておきましょう。
それも含めて葬儀の費用を考えておくことによって、実際の葬儀の時にかかる実費の金
額と大きな誤差が生じないようにできます。
葬儀の会場を比較!
葬儀は、通常、葬儀社所有している葬祭会場、民営の貸葬祭会場、公営斎場、寺院、自宅で行われます。
それぞれの場所での葬儀ができる人数、葬祭会場の利用費、アクセスや設備などの情報をできるだけ詳しく調べておくといいです。
ご自宅で葬儀を行うことを考えている場合には、祭壇の設営ができるか、棺が入る場所を確保できるのかなどと、葬儀会場を借りて葬儀を行うよりもいろいろと考慮しておく点が多く必要になります。
葬儀社が持っている葬祭会場で、会場の利用料が無料と記載されていることもあるようです。
互助会についての詳しい記事はこちら
↓↓
互助会とはどんなもの?仕組み、メリットとデメリットを知り、冠婚葬祭に備えておこう!
葬儀のサービスの内容・特徴・特典、スタッフの質を比較!
各葬儀社のパンフレットや公式ホームページを見て、葬儀のプランがわかりやすく解説されているか、利用者側の目線になって資料が作られているのかを見比べてみると、その会社のサービスへの取り組みの姿勢が見えてきます。
それ以外にも、電話で問い合わせをした時のスタッフの対応、こちらの質問に対してていねいにわかりやすく説明をしてくれるかどうかなど、細かい所にその会社のスタッフのレベルの違いが出てきます。
電話での問い合わせは少し勇気がいるかもしれないですが、葬儀社のサービスのレベルを知るために直接コンタクトを取ってみたほうがいいです。
応対してくれるスタッフにズバリ、その葬儀社の特徴を聴いてみる、特徴を聴いてみるのもいいでしょう。
もちろん、口コミや評判も参考になりますが、あくまで自分の目で確かめてみるのが一番です。
今はコロナ渦で難しいですが、直接葬儀社に出向いて面と向かって説明を受けることができると、もっとスタッフの応対がどういうものか肌で感じることができ、もっとわかりやすいです。
葬儀社の実績を比較!
素晴らしい内容の葬儀を行うには葬儀を行っている実績が多く経験が豊かな葬儀社であると安心ですね。
実績や経験の豊富さを求める方であれば、ある程度葬儀社として長くやってきた歴史のある葬儀の会社を選んでおくと安心です。
葬儀社の公式ホームページに創業した年や創業してからの葬儀の実績などが記載されています。
会社の歴史を参考にして比較してみましょう。
アフターサービスを比較!
葬儀そのものを行うだけでなく、遺族の立場になって親身になって相談にのってくれる葬儀社なのかどうかをスタッフの応対のしかたや、説明のしかた、服装や身だしなみ、態度で感じ取って比較してみましょう。
葬儀に関する専門的な用語について以外のことについて、例えば、亡くなった後にやるべき役所の手続きや、僧侶へのお布施、直接葬儀社には関わらないことについての質問にも答えてくれるような葬儀社は、アフターサービスの良い会社といえます。
互助会のある葬儀社とそうでない葬儀社の違いは?どっちがいい?
葬儀社の中には、互助会がある葬儀社があり、こういう葬儀社は互助会系葬儀社と呼ばれています。
互助会系葬儀社の特徴としては、葬儀の前にあらかじめ互助会の会員になって毎月積み立てしておくと、実際の葬儀が必要になった時には葬儀料金の負担額が少なくてすむという特典を設けています。
互助会系葬儀社は、会員から集めているお金を設備投資して葬祭会館を所有しています。つまり、投資できる金額が多く集まっている互助会の葬儀社は、設備が充実しているというところが多いです。
互助会のない葬儀社と同じく互助会の会員にならなくても葬儀の依頼を受けて葬儀を行うことができます。しかし、葬儀にかかる費用は互助会の会員料金と比べて30~50%割高になります。
そのため、家の近くなどでちょうどアクセスの良いところに互助会系の葬儀社の葬祭会館があるから使おうと考えている方は、互助会の会員になっておいた方が断然お得です。
逆に、互助会の会員になっておかないと、葬儀の際に一般的な料金で利用することになりますので、割高になります。
👇互助会の詳しい内容はこちらへどうぞ。
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葬儀社を一括して見積もりしたいけど、どうしたらいい?
複数の葬儀社から見積もりを取ると、合計金額だけを比べてしまいがちです。
でも、見積もりの段階での合計金額は、その時点でわかっている内容だけで見積もった
仮の合計金額であって、 最終見積もりをしない限りは実際の合計金額と相当な誤差が
出ます。
そのため、見積もりの各項目を見て、そこに書かれていて不明な点等、そして、そこに書かれている以外に発生しそうな項目についても、葬儀社の担当者に確認して必要になりそうなものについては詳しく調べて説明やメモ書きを付け加えておくといいです。
見積もりは、あくまでも仮の葬儀の合計金額で仮定した葬儀の提案の1つの案にすぎません。
「自分の要望に合っている?」「他にも必要では?」と疑問を感じたならどんどん葬儀のプロである葬儀社の担当者に質問しましょう。
新たな要望、変更が出た時は、また見積もりの依頼をすれば何度でも見積もりしてくれます。
見積もりを繰り返していくうち だんだんと理解できるようになっていくかと思います。
まとめ
あらかじめ葬儀に関する基本的な知識を調べて身につけておくことで自分の希望に沿った葬儀を行うことができます。
何も準備がされてない状態では、良い葬儀社を見つけて要望通りの良い葬儀を行うのも限度があります。
最低限、小さい規模であってもお葬式をおこなうためにはまとまったお金がかかります。
少人数の葬儀だからと言って、決して少なくてすむ金額ではありません。
そのため、葬儀の基礎知識や葬儀社についてよく調べておいて、いくつかの葬儀社を比較してサービス内容や葬儀の相場観を知り、将来行うことになる葬儀にそなえておきましょう。