葬儀マナー

葬儀での焼香の作法|知っておくべき通夜、葬儀の焼香の作法・マナーの常識

2021-03-04

葬儀での焼香の作法|知っておくべき通夜、葬儀の焼香の作法・マナーの常識

通夜・葬儀で行われている焼香について、今まで作法がよく分からず、前の人に合わせてやってきたという方は多いかと思います。

一度焼香についてしっかり知っておくと、今後葬儀に参列する際に、故人を想う気持ちを込めて送り出せるようになります

この記事では、焼香の意味や由来、焼香の種類や順番、宗派による焼香の作法の違いといったことを説明しております。

参考になると思いますので、最後までお読みください。

 

 

焼香とは

焼香とは

葬儀や法事の席で、香木を細かく砕いた抹香を香炉に落とし焚いて故人や仏さまを拝むことです

抹香ではなく線香を用いることもあります。

焼香の意味合いとして、匂いを立たせることで参列者の心身を清めるということがあります。

また仏教では、故人が四十九日までは「匂い」を食べているとしているため、故人のために焼香されています。

仏教の中では、焼香の煙を用いて故人と意思を通じ合わせているという言われもあることから、葬儀や法事の席、またお参りのときにお香を焚いて煙を出すようにします。

宗教的な意味合いのほかに、かつては実用的な目的もありました。

仏教発祥の地のインドは気温・湿度が高かったため、死者の腐敗臭をおさえる目的でお香が使われました。

日本に伝わったときにも、同様な意味があったと思われます。

 

焼香の種類

焼香には3種類のやり方があります。

それぞれに作法がありますが、通常の葬儀場では立礼焼香で行うことがほとんどです

 

立礼焼香

立ったまま焼香を行うやり方で、葬儀や通夜などで椅子の席が用意されている場合は立礼焼香の形式で行われることが多いです。

遺影の間に香炉台が用意されているので、順番が回ってきたら、焼香台の前に進みお焼香をします

 

座礼焼香

和室などの葬儀では、焼香台も膝をついて座ったときの高さに設定されています

順番が回ってきたときに焼香台に向かってお焼香するのは、立礼焼香と同じです。

 

回し焼香

お盆などに乗せた焼香台を順番に移動させていくのが回し焼香というやり方です。

自分のところに回ってきたら、前においてお焼香をし、次の人にゆっくりと渡します

 

焼香の順番

焼香の順番

焼香は一人ずつ順番に行っていくのが作法とされています

喪主が最初に焼香を行い、故人との関係が近い人から順番で焼香していきます。

親族は、指定された席の順番で焼香をしていくことになりますので、葬儀社のスタッフの指示に従いましょう。

 

一般参列者も席の順番に焼香していくことになります。

 

例として父親が亡くなって喪主を母親とした場合は、まず母親がはじめに焼香をして、その次に子どもが行います。

子どもが成人していなければ、生まれの早い順、成人して結婚している場合は年長者の子どもからその配偶者、次に子どもとなります。

そして次に故人のきょうだいと親せき、母親のきょうだいと親せきがお焼香を行い、この後に関係性の深い友人・知人が行います。

 

焼香のやり方

自分の順番が来たら焼香台に向かいます。

焼香台の前で遺族と僧侶に向かって一礼し、祭壇に向いて一歩進み、遺影に一礼して合掌します。

抹香を親指、人差し指、中指の3本でつまんで押しいただき、香炉に落とします。

回数は宗派によって異なりますが、3回が一般的といわれています。

焼香が終わったら、再び遺影に一礼し席に戻ります。

 

同じ仏教であっても宗派によって焼香に対する考え方に違いがあり、焼香の回数も若干異なります。

しかし葬儀ごとに違った宗派のやり方に合わせる必要はありません。

仏式の葬儀では、自分の家の宗派の作法で焼香すれば問題ないといわれているからです。

 

代表的な宗派の焼香回数は以下の通りです

  • 浄土宗:抹香は焼香の回数に決まりはなく1~3回、線香は1本を2つに折る
  • 浄土真宗本願寺派:抹香は押しいただかずに1回、線香は1本を2つに折って香炉の中で横にして置く
  • 浄土真宗大谷派:抹香は押しいただかずに2回、線香は1本を2つか3つに折り横にして置く
  • 曹洞宗:抹香は2回で、1回目は押しいただき、2回目は押しいただかない。線香は1本
  • 天台宗、真言宗:抹香は3回、線香は3本
  • 日蓮宗・臨済宗:抹香は1~2回、線香は1本

 

焼香と数珠

原則として正式なお参りには数珠が必要とされています。

数珠の様式は宗派によって違いがあります。

魔除けや厄除けの役割のある数珠は、他人に渡してはならないものとされていますので、手持ちの数珠がない場合であっても他の人の数珠を借りて使わないようにしましょう。

もし数珠を持っていなかった場合は、斎場で購入するか数珠なしでお参りするようにします。

 

まとめ

葬儀での焼香の作法|知っておくべき通夜、葬儀の焼香の作法・マナーの常識 まとめ

葬儀における焼香は様々な意味を持つ行為です。

その作法をある程度把握しておくことで、いざというときに慌てることなく行動できます。

しかし一番大切なことは、故人を想い悼む気持ちです。

葬儀の場での作法を理解しつつ、心を込めて故人を送り出すよう努めていきましょう。

 

一般的な葬儀の作法については下記記事もご覧下さい。

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もとやま

フリーランスライターとして活動中。 主な執筆ジャンルとしては、葬儀、終活、相続のほか転職、マーケティングなど幅広い。 最近はYou Tubeマンガのシナリオ作成も手がける。

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