「札幌市で火葬式を行う場合、費用はいくらかかる?」「里塚斎場と山口斎場はどちらを利用する?」「一般的な葬儀と何が違うの?」と悩んでいませんか。
火葬式は、通夜や告別式を原則として行わず、安置・納棺・火葬を中心に故人を見送る葬儀形式です。直葬と呼ばれることもあり、葬儀費用や遺族の負担を抑えやすい一方、お別れの時間が短くなりやすい点には注意が必要です。
札幌市には市営の里塚斎場と山口斎場があり、2026年4月1日以降、12歳以上の火葬炉使用料は市内16,000円、市外54,000円です。葬儀社の火葬式プランとは別に火葬料金や追加費用を確認し、総額で比較しましょう。
この記事では、札幌市で火葬式を行う場合の費用相場、2つの火葬場、申し込みから収骨までの流れ、必要書類、冬季の注意点、後悔しない葬儀社選びを分かりやすく解説します。

目次
札幌市の火葬式とは
札幌市の火葬式は、ご逝去後にご遺体を安置し、納棺したうえで、里塚斎場または山口斎場へ搬送して火葬・収骨を行うシンプルな葬儀です。
一般葬や家族葬のような通夜・告別式を省略するため、式場使用料、祭壇費用、飲食費、返礼品費用などを抑えやすい特徴があります。ただし、火葬までご遺体を安置する費用やドライアイス代、搬送費、棺・骨壺、火葬料金などは必要です。
火葬式と直葬は、実務上ほぼ同じ意味で使われることがあります。一方で、葬儀社によっては「火葬式は納棺や花入れなどのお別れ時間を設ける」「直葬は最低限の搬送と火葬を中心にする」と区別している場合があります。
火葬式の基本的な意味や家族葬との違いは、次の記事で詳しく解説しています。
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火葬式とは?費用相場・流れ・直葬との違い、後悔しないための注意点を解説
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札幌市で火葬式を行う場合の費用相場
札幌市で火葬式を行う場合、葬儀社の基本プランと火葬料金を合わせ、総額20万円〜40万円程度をひとつの目安として考えるとよいでしょう。
実際の費用は、搬送距離、安置日数、火葬場の市内・市外区分、棺や骨壺の種類、花や遺影の有無、僧侶への読経依頼などで変わります。
| 主な費用項目 | 内容 | 確認ポイント |
|---|---|---|
| 搬送費 | 病院・施設から安置場所、安置場所から火葬場への搬送 | 距離上限、深夜・早朝料金、高速道路代 |
| 安置費用 | 自宅または安置施設でのご遺体保全 | プランに含まれる日数、面会の可否 |
| ドライアイス | 火葬までのご遺体保全 | 何日分まで基本料金に含まれるか |
| 棺・骨壺 | 納棺用品と収骨容器 | 標準品と変更時の差額 |
| 火葬料金 | 札幌市営火葬場の火葬炉使用料 | 市内・市外の判定、年齢区分 |
| 追加サービス | 花、遺影、湯灌、読経など | 希望する項目だけを選ぶ |
札幌市の火葬料金は2026年4月から改定
札幌市の案内によると、2026年4月1日の火葬場使用分から火葬料金が改定されています。
| 区分 | 札幌市内 | 札幌市外 |
|---|---|---|
| 12歳以上 | 16,000円 | 54,000円 |
| 12歳未満 | 13,000円 | 44,000円 |
| 死胎 | 8,000円 | 25,000円 |
市内料金は、原則として故人の死亡時の住所が札幌市内にある場合に適用されます。申込者の住所ではなく、故人の住所を基準に判断される点に注意しましょう。
料金や利用条件は変更される可能性があるため、申し込み時には札幌市公式「斎場利用のご案内」で最新情報を確認してください。
火葬式の詳しい費用内訳と追加料金については、こちらも参考になります。
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火葬式の費用はいくら?相場・内訳・追加料金と安く抑える方法を解説
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札幌市にある2つの火葬場
札幌市には、里塚斎場と山口斎場の2か所の市営火葬場があります。火葬場は自由に当日選ぶのではなく、事前予約が必要です。予約状況や搬送経路を踏まえ、葬儀社と相談して利用する斎場を決めます。
札幌市里塚斎場
- 所在地:札幌市清田区里塚506番地
- 電話番号:011-883-1561
- 主に札幌市東部・南部方面から利用しやすい立地
里塚斎場は清田区にあります。中央区や豊平区、清田区、厚別区、南区などから利用を検討する場合がありますが、実際の利用先は予約状況や搬送時間を含めて葬儀社と調整してください。
札幌市山口斎場
- 所在地:札幌市手稲区手稲山口308番地
- 電話番号:011-691-3636
- 主に札幌市西部・北部方面から利用しやすい立地
山口斎場は手稲区にあります。手稲区、西区、北区などから利用しやすい傾向があります。冬季は積雪や路面状況によって移動時間が長くなる可能性があるため、時間に余裕を持った計画が必要です。
札幌市で火葬式を行う流れ
1.葬儀社へ連絡する
病院や施設で亡くなった場合、ご遺体の搬送が必要です。札幌市の火葬場を利用でき、火葬式に対応している葬儀社へ連絡します。搬送先が自宅か安置施設かも相談しましょう。
2.ご遺体を搬送・安置する
日本では原則として死亡後24時間以内の火葬はできません。火葬まで自宅または安置施設でご遺体を安置し、ドライアイスなどで保全します。
札幌市は冬季でも室内暖房を使用するため、季節にかかわらず葬儀社の指示に従って適切な保全を行う必要があります。
3.死亡届と火葬許可の手続きをする
死亡届を市区町村へ提出し、火葬許可を受けます。多くの場合は葬儀社が手続きを代行しますが、委任方法や必要書類を確認してください。
4.火葬場を予約する
里塚斎場または山口斎場の利用には事前予約が必要です。通常は葬祭事業者が札幌市の火葬場予約システムを使って手配します。希望日時だけでなく、友引日、年始、予約状況などによって日程が決まります。
5.納棺・出棺する
故人を棺へ納めます。プランによっては、家族で花を入れる時間や短いお別れの時間を設けられます。どこで、何分程度お別れができるかを事前に確認しましょう。
6.火葬・収骨を行う
火葬場へ到着後、必要書類を提出し、火葬を行います。火葬後は案内に従って収骨します。札幌市では、火葬炉前、待合ロビー、収骨室での写真・動画撮影を控えるよう案内されています。

札幌市の火葬式で追加費用が発生しやすいケース
火葬までの待機日数が延びる
予約状況や休業日によって火葬までの日数が延びると、安置施設使用料やドライアイス代が日数分追加されることがあります。「基本料金に含まれる日数」と「1日延長した場合の料金」を確認しましょう。
搬送距離や搬送回数が増える
病院から安置施設、安置施設から自宅、自宅から火葬場など、搬送回数が増えると費用も増えます。札幌市は市域が広いため、走行距離の上限も重要です。
深夜・早朝に搬送する
亡くなる時間は選べません。深夜・早朝の搬送に割増料金があるか、24時間対応の基本料金に含まれるかを確認してください。
お別れの花や遺影を追加する
火葬式の最低限プランには、花や遺影、湯灌などが含まれないことがあります。希望する場合はオプション料金を確認します。
僧侶の読経や戒名を依頼する
火葬炉前での読経や戒名を希望する場合、葬儀社の費用とは別にお布施が必要です。菩提寺がある方は、火葬式を決める前に相談しましょう。
札幌市で火葬式の費用を抑える方法
複数社から総額見積もりを取る
プランの表示価格だけでなく、火葬料金、搬送距離、安置日数、ドライアイス、棺・骨壺、スタッフ費用を含む総額を比較します。同じ条件を伝えて見積もりを取ることが大切です。
市内料金の適用条件を確認する
故人の死亡時の住所が札幌市内なら、市内料金の対象になります。市外料金との差があるため、葬儀社へ住民区分を正確に伝えましょう。
自宅安置を検討する
住宅環境や搬入経路に問題がなければ、自宅安置によって施設使用料を抑えられる場合があります。ただし、集合住宅の規約、エレベーター、近隣への配慮、室温管理などを確認する必要があります。
必要なオプションを家族で決める
花、遺影、湯灌、棺の変更などは、故人らしい見送りに必要なものから優先します。費用だけでなく、後悔しないために何を残すかという視点も大切です。
葬祭費・埋葬料を確認する
故人が国民健康保険や後期高齢者医療制度に加入していた場合、葬祭を行った方へ葬祭費が支給される可能性があります。会社の健康保険では埋葬料などの制度があります。加入していた保険者へ確認してください。
葬儀費用全体の見積もり方は、次の記事でも詳しく解説しています。
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葬儀費用の「最終総額」はいくら?プロが教える見積もりの見落としと追加費用の防ぎ方
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札幌市で火葬式を選ぶ際の注意点
お別れの時間を確認する
火葬式は式典を省略する分、故人と過ごす時間が短くなりやすい形式です。納棺時に花入れができるか、安置中に面会できるか、火葬前のお別れ時間を取れるかを確認してください。
親族や菩提寺へ相談する
近しい親族が一般的な通夜・告別式を希望する場合があります。菩提寺がある場合は、戒名や納骨に関する考え方も確認し、火葬式を選ぶ前に相談しましょう。
冬季の移動時間に余裕を持つ
札幌市では降雪や路面凍結により、病院、安置施設、火葬場間の移動に時間がかかる場合があります。特に市域を横断する搬送や、親族が自家用車で移動する場合は、余裕を持った集合時刻を設定しましょう。
副葬品の制限を守る
札幌市は、プラスチック・ビニール製品、ガラス製品、貴金属、スマートフォンや電池などの危険物、燃えにくい品などを棺へ入れないよう案内しています。ペースメーカーを使用していた場合は、予約時に葬祭事業者へ必ず伝えてください。
服装を事前に共有する
参列者が家族だけでも、基本は喪服が安心です。「平服で」と案内する場合も、黒や濃紺など落ち着いた服装を選びます。
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札幌市の火葬式に関するよくある質問
札幌市民の火葬料金は無料ですか?
2026年3月31日までは対象となる札幌市民の火葬炉使用料が無料でしたが、2026年4月1日以降は有料化されています。12歳以上の場合、市内16,000円です。最新料金は札幌市公式サイトで確認してください。
里塚斎場と山口斎場は自由に選べますか?
希望は葬儀社へ伝えられますが、予約状況、搬送経路、火葬日時などによって調整が必要です。利用には事前予約が必要です。
火葬場へ直接申し込めますか?
火葬式では、ご遺体の搬送・安置・納棺・棺の用意などが必要です。通常は火葬式に対応する葬儀社へ依頼し、葬祭事業者が予約や必要な手続きを進めます。
火葬式でも僧侶を呼べますか?
火葬炉前などで短時間の読経に対応できる場合があります。ただし、斎場の運用、予約時間、宗派、葬儀社のプランによって異なります。菩提寺と葬儀社へ事前に確認してください。
生活保護を受けている場合はどうなりますか?
一定の要件を満たす場合、葬祭扶助を利用できる可能性があります。契約前に担当ケースワーカーまたは福祉事務所へ相談してください。先に自己負担で契約すると対象にならない場合があります。
まとめ|札幌市の火葬式は火葬料金と総額を確認する
札幌市で火葬式を行う場合は、里塚斎場または山口斎場を利用します。2026年4月1日以降、12歳以上の火葬料金は市内16,000円、市外54,000円です。
火葬式全体の費用は20万円〜40万円程度がひとつの目安ですが、搬送距離、安置日数、ドライアイス、火葬料金、追加サービスによって変わります。
複数社へ同じ条件を伝え、火葬料金と追加費用を含む最終総額で比較することが、後悔を防ぐポイントです。
