葬儀雑学

火葬のみ(直葬)の服装マナー完全版|家族葬で迷う「平服」の正解とNGライン

2025-12-08

火葬のみ(直葬)の服装マナー完全版|家族葬で迷う「平服」の正解とNGライン

家族葬で「火葬のみ」なんだけど、服装って喪服じゃなきゃダメかな?
案内状には「平服で」って書いてあるけど、本当に普段着で行ったらまずいよね…?

こんな疑問にお答えします。

本記事の内容

・火葬のみ(直葬)でも喪服は必要?「平服」の正しい意味とNGライン
・【男女・子供別】迷わないための具体的な服装コーディネート例
・クールビズはOK?冬のコートは?季節別の対策と必須の小物マナー

など

 

 

近年、儀式を行わずに火葬のみを行う「直葬」や、親しい身内だけで送る「家族葬」が増えてきていますよね。
大切な方とのお別れは、形式にとらわれず自分たちらしく行いたいと考える方が増えている証拠です。
しかし、そこで一番頭を悩ませるのが「服装」に関するマナーではないでしょうか?
「家族だけだから普段着でいいの?」「案内状に『平服』って書いてあるけど、ジーンズはさすがにダメ?」など、誰に聞けばいいのか分からず不安になってしまうことも多いはずです。

特に火葬式は時間が短いため、当日に「失敗した!」と思っても着替える時間がありません。
この記事では、火葬のみ(直葬)における服装の正解について、喪主側と参列者側の両方の視点から、プロが徹底的に解説します!
「平服」の正しい定義や、ユニクロなどの身近な服でも代用できるのか、靴やバッグなどの小物に至るまで、これを読めばもう迷うことはありません。
故人様を温かく見送るために、まずは身だしなみの不安を解消していきましょう。

 

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火葬のみ(直葬)の服装は喪服?平服?基本マナーと判断基準

火葬のみ(直葬)の服装は喪服?平服?基本マナーと判断基準

「お通夜や告別式がないなら、喪服じゃなくてもいいんじゃない?」と考える方は意外と多いものです。
確かに、家族葬や直葬は一般的な葬儀よりもカジュアルな印象があるかもしれません。
しかし、結論から言うと、火葬のみであっても「喪服(準喪服)」を着用するのが最も無難で間違いのない選択です!

なぜなら、儀式を行わないとしても、故人様を弔う「厳粛な場」であることに変わりはないからです。
また、自分たちは良くても、親戚の方や近隣の方の目が気になってしまい、後から「やっぱりちゃんとしておけばよかった…」と後悔するケースが後を絶ちません。
ここでは、直葬における服装の「基本ルール」と、判断に迷った時の「基準」について詳しく見ていきましょう。

「平服」という言葉の落とし穴や、どうしても私服で済ませたい場合の条件など、恥をかかないための重要ポイントをプロの視点で分かりやすく紐解いていきますね💡。
まずは「なぜ喪服が無難なのか」という根本的な理由から押さえておきましょう!

 

なぜ火葬のみでも「準喪服」が無難なのか?直葬における服装の鉄則

「たった数時間の火葬のためだけに、わざわざ喪服を着るのは面倒…」そう思う気持ち、痛いほど分かります。
特に夏場の暑い時期や、小さなお子様連れの場合、準備だけでも一苦労ですよね。
しかし、それでもプロとして「準喪服(一般的なブラックフォーマル)」の着用を強くおすすめする理由がいくつかあります。
まず最大の理由は、火葬場が「公共の場」であるということです。

火葬場には、直葬を行う方だけでなく、一般的な葬儀(通夜・告別式)を終えて出棺されてきた他のご遺族もたくさんいらっしゃいます。
すれ違う方々は皆、きちんとした喪服に身を包んでいます。
その中で、もし自分たちだけがラフな普段着だったとしたらどうでしょうか?

周りの視線が気になってしまい、故人様とのお別れに集中できなくなってしまう可能性が高いのです。
「気にしない!」と割り切れるなら良いのですが、日本人の感覚として、やはりTPO(時と所と場合)に合っていない服装は、心理的なストレスになります。

また、もう一つの理由は「ご遺族・ご親族への敬意」です。
たとえ「家族葬だから気楽に」と言われていても、親戚の中には「葬儀=喪服」という価値観を大切にされている年配の方もいらっしゃいます。
服装が崩れていることで、「故人を軽んじている」「常識がない」と誤解されてしまっては、あまりにも悲しいですよね…。

特に直葬は、儀式を省略する形式だからこそ、服装などの「目に見えるマナー」をしっかり守ることで、弔意(お悔やみの気持ち)を表すことが重要になります。
準喪服を着ていれば、誰に対しても失礼にならず、どこに出ても恥ずかしくありません。
「迷ったら喪服」これこそが、直葬における最大の鉄則であり、自分自身を守るための鎧(よろい)にもなるんですよ。
無理に高価なものを新調する必要はありませんが、手持ちのブラックフォーマルを確認し、サイズが合うか、カビが生えていないかなどを事前にチェックしておくと安心ですね。

 

案内状にある「平服でお越しください」の真意とは?私服との決定的な違い

葬儀の案内状や、電話での連絡でよく耳にする「当日は平服(へいふく)でお越しください」という言葉。
これを真に受けて、「じゃあいつもの普段着でいいんだ!」と、Tシャツやジーンズ、スニーカーで出かけてしまうと、大変なことになります!
冠婚葬祭における「平服」とは、「普段着」のことではありません。

専門用語では「略喪服(りゃくもふく)」と呼ばれ、正喪服や準喪服ほど格式張らないけれど、改まった場にふさわしい服装のことを指します。
具体的には、男性ならダークグレーや濃紺のスーツ、女性なら地味な色のワンピースやアンサンブルなどがこれに当たります。
黒でなくても良いですが、派手な柄や光沢のある素材はNGです。

では、なぜ喪主側はわざわざ「平服で」と案内するのでしょうか?
そこには、「急なことなので、喪服の準備が間に合わなくても構いませんよ」「遠方から来ていただくので、移動の負担にならない服装でどうぞ」というご遺族からの「配慮」や「優しさ」が込められているのです。

しかし、この優しさが逆に参列者を迷わせてしまう原因にもなっていますよね。
「平服」の正解は、以下のポイントを押さえた服装です。

  • 色は黒、濃紺、ダークグレーなどの「ダークカラー」を選ぶ
  • 無地で光沢のない、落ち着いた素材を選ぶ
  • 肌の露出は極力控える(ミニスカートやノースリーブはNG)
  • 靴やバッグも、金具が目立たないシンプルなものにする

 

つまり、ビジネススーツの延長線上にあるけれど、華やかさを消したスタイル、とイメージすると分かりやすいかもしれません。
就職活動で使うリクルートスーツも、黒や濃紺であれば「平服」として着用可能です。
ただし、学生さんの場合は「学校の制服」が正装となるので、制服があればそれが一番の正解です。
「平服=ラフな格好」という勘違いだけは絶対に避けて、「略式の喪服」であるという認識を持って準備をしましょう!
そうすれば、会場で浮いてしまうこともなく、スマートに参列できますよ。

 

家族のみなら普段着もOK?親族間でのトラブルを防ぐ事前の相談

「本当に家族(同居している親や子)しかいないし、他人は一切呼ばないから普段着でいいよね?」
そう考えるご家庭も、もちろんいらっしゃいます。
結論から言えば、参列者全員がその考えで一致しているなら、普段着での直葬も「絶対にダメ」というわけではありません。

形式にとらわれず、故人様が生前愛用していた服とお揃いのカジュアルな服で見送る、というのも一つの温かい形です。
しかし、ここで最も注意しなければならないのが、「親族間での認識のズレ」によるトラブルです。
例えば、喪主である長男家族は「普段着で」と思っていても、遠方から来る叔父さんや叔母さんは「最後のお別れだから」と喪服を着てくるかもしれません。
そうなると、喪主が普段着で、参列者が喪服という「逆転現象」が起きてしまい、非常に気まずい空気になってしまいます。
また、後日「あの家は葬式に普段着で済ませた」と親戚内で陰口を叩かれてしまうリスクもゼロではありません。

このような悲しいトラブルを防ぐためには、事前の「相談」と「合意」が不可欠です。
もし普段着で行うと決めたなら、参列する予定の方全員に、「今回は父の遺志もあり、全員普段着で見送ることにしました。無理に喪服を着ず、楽な服装で来てください」と、具体的かつ明確に伝える必要があります。
「平服で」という曖昧な言葉ではなく、「普段着で」と言い切ることがポイントです。
また、普段着といっても、あまりに派手な色(赤や黄色など)や、露出の多い服、ダメージジーンズなどは、火葬場の係員の方や他の利用者への配慮として避けたほうが無難です。

清潔感のあるシャツやカーディガン、チノパンなど、「オフィスカジュアル」に近い服装を目指すと、誰に対しても失礼にならず、かつリラックスして過ごせますよ。
大切なのは、故人様を思う気持ちと、残された家族がわだかまりなく過ごせること。
「常識」にとらわれすぎる必要はありませんが、「全員が納得しているか」だけは、しっかり確認しておきましょうね。

 

急な訃報で喪服がない!サイズが合わない時の賢い選択肢

「喪服が無難なのは分かったけれど、急すぎて準備できない!」 「久しぶりにクローゼットから出してみたら、体型が変わってサイズが合わない…」
「虫食いやカビで着られる状態じゃなかった…」 いざという時、こうしたトラブルは本当によくある話です。

だからといって、慌ててデパートや紳士服店に駆け込み、数万円もする喪服を即決で購入するのは、金銭的にも精神的にも大きな負担になりますよね。
また、火葬のみの家族葬のために新品を買うのはもったいない、と感じる方も多いでしょう。

そんな時に、ぜひ検討していただきたい賢い選択肢が「喪服のレンタルサービス」です。
購入するよりも圧倒的に費用を抑えられるだけでなく、その時々の体型に合った最新のデザインを選ぶことができます。
しかも、多くのネットレンタルサービスは、使用後は「クリーニング不要」でそのまま返送するだけなので、手間も保管場所も必要ありません。

急ぎの場合でも、16時までの注文で即日発送など、スピーディーに対応してくれるショップが増えています。
例えば、フォーマル専門のレンタルショップ「Cariru」なら、上質なブラックフォーマルが幅広いサイズで揃っており、靴やバッグなどの小物もまとめてレンタルできるので非常に便利です。 「間に合わせの服で参列して後悔したくないけれど、購入はためらう…」という方は、ぜひ一度チェックしてみてくださいね。

 

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【男女・子供別】家族葬・直葬での具体的な服装と身だしなみ

さて、ここからはより具体的に「じゃあ、実際何を着ればいいの?」という疑問にお答えしていきます!
「男性はスーツなら何でもいい?」「女性のストッキングは肌色?黒?」「子供の靴はどうする?」など、細かい部分で迷うことってたくさんありますよね。
基本的には一般的な葬儀マナーに準じますが、火葬のみ(直葬)や家族葬ならではの「許容範囲」や「注意点」も存在します。

性別や年代によって適切な服装は異なりますが、共通しているのは「清潔感」と「弔意を表す色使い」です。
最近ではユニクロやGUなどで手に入るアイテムを上手に活用する方も増えていますが、選び方を間違えると安っぽく見えたり、マナー違反になってしまうことも…。
ここでは、男女別、そしてお子様や学生さんのケースに分けて、明日すぐに準備できる具体的なコーディネートをご紹介します。
NG例もしっかり解説しますので、クローゼットの中身と照らし合わせながらチェックしてみてくださいね!

男性の服装マナー|ブラックスーツとビジネススーツの境界線

男性の場合、基本的には「スーツ」スタイル一択となりますが、ここで問題になるのが「どんなスーツならOKなのか」ですよね。
最も安心なのは、やはり冠婚葬祭用の「ブラックスーツ(礼服)」です。
ビジネス用の黒いスーツと礼服の黒は、並ぶと色の深みが全く違います(礼服のほうが漆黒で濃い)。

火葬のみであっても、喪主や遺族に近い立場であれば、礼服を着用するのがマナーとして間違いありません。
しかし、急な訃報で礼服のサイズが合わない、あるいは一般の参列者として「平服で」と案内された場合は、ビジネススーツ(ダークスーツ)でも許容範囲とされています。
色は黒、濃紺(ネイビー)、ダークグレー(チャコールグレー)を選びましょう。
ただし、ストライプなどの柄が入っているものは、たとえ薄くても避けたほうが無難です。
無地に見えるマットな素材感がベストですね。

次に重要なのが、シャツとネクタイ、そして靴です。
いくらスーツが完璧でも、ここを間違えると台無しになってしまいます。

  • ワイシャツ:白無地を選びましょう。ボタンダウンや色付きのボタン、ステッチが入ったものはカジュアルすぎるのでNGです。襟元はレギュラーカラーかワイドカラーが正解です。
  • ネクタイ:必ず「黒無地」を結びます。光沢のない弔事用のものがベスト。結び目にディンプル(くぼみ)を作らないのが葬儀のルールです。ネクタイピンは付けません。
  • 靴と靴下:靴は黒の革靴で、紐付きの「ストレートチップ」か「プレーントゥ」を選びます。金具のついたローファーや、スエード素材はNGです。靴下も黒無地を選びましょう。くるぶし丈やワンポイント入りは避け、ふくらはぎまである丈の長いものがマナーです。

男性の服装はシンプルだからこそ、汚れやシワが目立ちます。
着用前には必ずブラッシングをして、清潔感を保つことを忘れないでくださいね。

 

女性の服装マナー|パンツスーツやアンサンブルの選び方とメイクの許容範囲

女性の服装は、男性よりも選択肢が多い分、迷いやすいポイントがたくさんありますよね。
基本は「ブラックフォーマル(喪服)」のアンサンブル(ジャケット+ワンピース)が最も格式高く、安心です。
しかし、最近の家族葬や直葬では、動きやすさを重視して「黒のパンツスーツ」を選ぶ方も増えています

かつては「女性のパンツ姿は略式」とされていましたが、現代では直葬や家族葬であれば問題ないとされる傾向にあります。
ただし、インナーに派手なブラウスを合わせたり、ビジネス感が強すぎるデザインは避けたほうが良いでしょう。
インナーも黒で統一し、肌の露出を抑えるのが鉄則です。

夏場であっても、五分袖〜長袖を着用し、肘やデコルテが見えすぎないように配慮しましょう。
スカートの場合は、膝が隠れる丈(膝下5cm程度)がマナーです。座った時に膝が出ないか、鏡の前でチェックしてみてくださいね👀。

そして、女性特有の悩みである「メイク」や「アクセサリー」についても触れておきましょう。
葬儀の場では「片化粧(かたげしょう)」と呼ばれる、薄化粧が基本です。
ノーメイクは失礼にあたりますが、ラメ入りのアイシャドウや真っ赤な口紅、チークはNGです。

口紅はベージュ系や薄いピンクなど、自然な血色に見える色を選びましょう。
ネイルも落とすのがマナーですが、急で落とせない場合は黒い手袋で隠すか、ベージュのマニキュアを重ね塗りして対処します。
アクセサリーは、結婚指輪以外は外すのが基本ですが、「一連のパール(真珠)のネックレス」のみ着用が許されています
ただし、二連・三連のネックレスは「不幸が重なる」ことを連想させるため、絶対につけてはいけません。

イヤリングやピアスも、一粒パールのシンプルなものであればOKですが、揺れるタイプは避けましょう。
細かい部分ですが、こうした配慮ができるかどうかが、大人の女性としての品格を左右しますよ。

 

子供・学生の服装マナー|制服着用時の注意点と私服の場合の選び方

お子様の服装については、「すぐにサイズアウトしちゃうから喪服なんて持ってない!」というご家庭がほとんどだと思います。
でも安心してください。子供や学生(高校生まで)の場合、「学校の制服」が正式な礼服(正装)として認められています。
黒や紺のブレザーでなくても、チェック柄のスカートや明るい色の制服でも、それが学校指定のものであれば全く問題ありません。
ただし、着崩して着るのはマナー違反です。

ボタンを一番上まで留め、ネクタイやリボンを正しく結び、スカート丈も短すぎないように調整しましょう。
靴下は黒か白のハイソックス、靴はローファーや黒・白のスニーカーでOKですが、派手な色のスニーカーは避けたほうが無難です。

では、制服がない未就学児や、大学生の場合はどうすれば良いのでしょうか?
大学生以上になれば、基本的には大人と同じ「喪服(礼服)」を用意するのがマナーです。
急で間に合わない場合は、リクルートスーツ(黒無地)で代用しましょう。

制服のない幼児や小学生の場合は、「よそ行き」の服装をイメージして選べば大丈夫です。
男の子なら、白のポロシャツやカッターシャツに、黒や紺のズボン、あればベストやジャケットを合わせます。
女の子なら、黒や紺、グレーなどの落ち着いた色のワンピースや、ブラウスにスカートを合わせましょう。
キャラクターが大きくプリントされた服や、音が鳴る靴、光る靴などは、静かな火葬の場にはふさわしくありません。

西松屋やユニクロ、無印良品などのキッズフォーマルコーナーを活用するのも賢い方法ですね。
お子様の場合、長時間慣れない服を着ていると機嫌が悪くなってしまうこともあります。
火葬場への移動中や待ち時間は楽な靴に履き替えさせるなど、無理のない範囲でマナーを守る工夫をしてあげてくださいね。

 

夏・冬の季節対策とバッグ・靴・数珠などの小物マナー

夏・冬の季節対策とバッグ・靴・数珠などの小物マナー

家族葬や直葬における服装の基本は分かったけれど、実際に当日のことを考えると、「そういえば、冬のコートってどんなのを着ていけばいいの?」「夏の猛暑日に長袖ジャケットを着るのはキツすぎる…」といった、季節ならではの悩みが出てきますよね。

葬儀のマナー本には「季節に合わせた服装で」と書いてあることが多いですが、具体的な境界線が分からなくて困ってしまうものです。
また、意外と見落としがちなのが、靴やバッグ、数珠といった小物類です。

服は完璧なのに、小物がマナー違反だと、そこだけ悪目立ちしてしまい、「詰めが甘い」という印象を与えかねません。
火葬のみというシンプルな形式だからこそ、こういった細部への気配りが、あなたの品格を際立たせるのです。
ここでは、夏や冬の過酷な環境下でも失礼にならず、かつ自分自身も快適に過ごすための工夫と、プロが教える小物選びの鉄則をご紹介します!
直前になって慌てないように、しっかりとチェックしておきましょう。

コートや上着はどうする?冬場の火葬式で失礼にならない防寒着の選び方

冬の火葬場は、暖房が効いているとはいえ、建物の構造上ひんやりとしていることが多いものです。
特に、霊柩車が出棺する際や、火葬炉の前でのお別れなど、外気に触れるタイミングも意外とあります。
防寒対策は必須ですが、ここで気をつけたいのが「コートの素材と色」です。
まず色は、黒がベストですが、なければ濃紺やダークグレーでも構いません。

しかし、素材に関しては要注意です。
「殺生(せっしょう)」を連想させる本革(レザー)のコートや、毛皮(ファー)がついたコートは、仏教の教えに反するためNGとされています。
たとえフェイクファーであっても、見た目が派手なものは避けたほうが無難ですね。

ダウンコートも、カジュアルすぎて葬儀の場にはふさわしくないとされていますが、直葬で外での待ち時間が長い場合などは、地味な色であれば許容されるケースも増えています。
ただし、建物の中に入ったらすぐに脱ぐのがマナーです。

また、コートを脱ぐタイミングも重要です。
本来は、式場の建物の玄関前(外)で脱ぐのが正式なマナーですが、火葬場の場合はエントランスホールまで着ていても問題ないことが多いです。
しかし、焼香をする際や、最後のお別れをする炉前の部屋では、必ずコートを脱いで手に持ちましょう
寒さがどうしても心配な方は、コートに頼るのではなく、インナーで調節することをおすすめします。
最近はユニクロのヒートテックなど、薄手で暖かい高機能インナーがたくさんありますよね。

女性なら黒のカーディガンをジャケットの下に着込んだり、厚手の黒タイツ(60〜80デニール程度)を履くのも効果的です。
男性も、ズボンの下に黒のタイツやパッチを履いておくと、足元の冷えをかなり軽減できますよ。
カイロを貼るのも良いですが、長時間貼りっぱなしで低温やけどをしないように注意してくださいね。
「寒さ対策」と「マナー」を両立させて、故人様を温かく見送りましょう。

暑い夏の直葬|「クールビズ」は通用する?半袖や肌の露出に関する注意点

近年の日本の夏は、命の危険を感じるほどの猛暑ですよね。
「さすがにこの暑さなら、ノーネクタイや半袖シャツでも許されるのでは?」と思いたくなりますが、残念ながら葬儀の場において「クールビズ」の概念は基本的に通用しません
火葬のみの直葬であっても、ご遺族に対する礼儀として、男性は長袖の白ワイシャツに黒ネクタイ、そして上着(ジャケット)を着用するのが正解です。
「えっ、ずっと着てなきゃいけないの?」と絶望したかもしれませんが、安心してください。

移動中や待ち時間は、上着を脱いで手に持っていても構いません。
ただし、読経の最中や、最後のお別れの挨拶をする時など、重要な場面では必ず上着を羽織るようにしましょう。
汗だくになってしまうのが心配な方は、接触冷感素材の肌着を着用したり、予備のワイシャツを持っていくと安心ですね。

女性の場合も同様で、肌の露出は厳禁です。
暑いからといって、ノースリーブや胸元が大きく開いた服、生足(ストッキングなし)は絶対にNGです!
ワンピースは半袖や五分袖でも構いませんが、式の間だけは薄手のボレロやジャケットを羽織ると、よりきちんとした印象になります。
素材は、通気性の良いジョーゼットやシフォンなどを選ぶと、見た目にも涼しく過ごせますよ。

また、意外と盲点なのが「扇子(せんす)」です。
暑さをしのぐために扇子を使うこと自体は問題ありませんが、派手な柄や色のものは避け、黒や無地のものを選びましょう。
そして、パタパタと大きな音を立てて仰ぐのはマナー違反です。
胸元で静かに風を送る程度に留めるのが、大人の慎み深さです。

汗を拭くハンカチも、白か黒の無地のものを用意し、派手なタオルハンカチはバッグの中にしまっておきましょうね。
暑い中でも、涼やかな顔で故人様に寄り添えるよう、事前の準備が大切です。

意外と見られている靴・バッグ・数珠|火葬のみでも必須の持ち物チェック

服装が決まったら、最後に見直したいのが小物類です。
「靴やバッグなんて誰も見てないでしょ」と油断していませんか?
実は、参列者がお辞儀をした時や、焼香で並んでいる時など、視線が下に向く場面は多く、足元や手元は意外とチェックされているのです!
まず靴ですが、男女ともに「金具」がついているものは避けましょう。

殺生を連想させる動物革(ヘビやワニなど)の型押しや、エナメルなどの光沢素材もNGです。
シンプルな黒のスムース革(合成皮革でも可)を選べば間違いありません。
女性のヒールは、高すぎず低すぎない3〜5cm程度がベストです。
ピンヒールは歩く音が響いてしまうため、静かな火葬場では避けるべきです。

次にバッグですが、女性の場合は「布製のブラックフォーマルバッグ」が基本です。
革製のバッグは殺生を連想させるため、正式な場では避けるべきとされていますが、最近の直葬や家族葬では、金具が目立たないシンプルな黒の革バッグでも許容される傾向にあります。

ただし、ブランドロゴが大きく入ったものや、チェーンがついたショルダーバッグはNGです。
荷物が多くなる場合は、黒のサブバッグ(トートバッグ)を用意し、メインのバッグには貴重品や数珠、ハンカチだけを入れておくとスマートです。
そして、一番迷うのが「数珠(じゅず)」ではないでしょうか。

「直葬だし、無宗教だからいらない?」と思うかもしれませんが、仏式の火葬を行うのであれば、数珠は「必須アイテム」と考えておきましょう。
焼香の際に数珠を持っていると、きちんとした弔意が伝わります。
100円ショップで売っているものでも構いませんが、貸し借りはマナー違反(数珠は持ち主の分身とされるため)なので、必ず自分のものを用意してくださいね。
宗派が分からない場合は、どの宗派でも使える「略式数珠」を選べば安心です。

 

喪主・遺族側が注意すべき服装のポイントと参列者への案内

喪主・遺族側が注意すべき服装のポイントと参列者への案内

ここまで参列者の視点を中心にお話ししてきましたが、もしあなたが「喪主」や「遺族(招く側)」の立場だったら、さらに気をつけなければならないポイントがあります。
それは、「参列者よりも格下の服装をしてはいけない」という鉄則です。
葬儀における服装には「正喪服」「準喪服」「略喪服(平服)」という格付けがあり、喪主は最も格式高い服装をするのが本来のマナーでした。

しかし、直葬や家族葬が増えた現代では、その常識も少しずつ変化してきています。
また、参列者を迷わせないための「案内」も、喪主の大切な役割です。
「平服で」と伝えたのに、当日自分たちだけがバッチリ喪服を着ていたら、参列者は「しまった、騙された!」と恐縮してしまいますよね。

そんな事態を避けるために、喪主側が意識すべきバランス感覚と、スマートな案内のテクニックを伝授します。
これを知っているだけで、当日の空気感がガラリと変わりますよ。

 

喪主・遺族の服装|参列者より「格」を下げないための配慮とバランス

一昔前までは、喪主や配偶者は「正喪服」と呼ばれる、男性ならモーニングコート、女性なら紋付の黒留袖などを着用するのが一般的でした。
しかし、火葬のみ(直葬)や家族葬において、そこまで格式張った服装をする方は今ではほとんどいません。
かえって仰々しくなり、参列者に気を遣わせてしまうからです。

現代の直葬における喪主・遺族の服装の正解は、「準喪服(一般的なブラックフォーマル)」です。
これなら、参列者が準喪服で来ても同格ですし、平服(略喪服)で来ても喪主としての威厳を保つことができます。
つまり、参列者と同等か、それ以上の「きちんと感」を出しておけば問題ないのです。

逆に、喪主が「略喪服(平服)」や「普段着」を着るのはどうでしょうか?
これは非常にリスクが高い選択です。
もし参列者の中に一人でも喪服を着てきた方がいれば、喪主がその方よりも格下の服装になってしまい、失礼にあたるからです。

「うちは絶対に全員普段着で!」と固く約束している場合を除き、喪主側は「準喪服」を着て参列者を迎えるのが、最も安全で思いやりのある選択と言えるでしょう。
また、髪型や髭(ひげ)などの身だしなみも重要です。
ボサボサの髪や無精髭は、故人様への無礼になるだけでなく、参列者に対して「だらしない」という印象を与えてしまいます。

悲しみの中で余裕がないとは思いますが、鏡を見て清潔感を整えることは、喪主としての最後の務めでもあります。
無理に飾る必要はありませんが、「誰に見られても恥ずかしくない姿」で故人様を見送って差し上げてくださいね。

 

参列者に服装を指定する場合の伝え方|迷わせないスマートな案内文例

直葬や家族葬を行う際、参列者への連絡(案内状や電話、LINEなど)で服装についてどう触れるかは、非常に悩ましい問題ですよね。
ただ「平服でお越しください」と書くだけでは、相手を迷わせてしまう可能性があります。
親しい間柄であれば、より具体的で分かりやすい言葉を添えてあげることが、本当の意味での「配慮」になります。
例えば、以下のような案内文はいかがでしょうか?

  • 基本の案内:「なお 当日は家族のみのささやかな式ですので 平服(略喪服)にてお越しください」
  • より具体的に伝える場合:「形式にこだわらない会にしたいと考えておりますので どうぞ動きやすい服装でお越しください(ジーンズなどはご遠慮ください)」
  • 電話で補足する場合:「本当に気を使わないでほしいから、いつものスーツや、地味な色の服で来てね。喪服じゃなくて大丈夫だよ」

ポイントは、「どの程度まで崩していいのか」というNGラインを明確にすることです。
「平服で」と言いつつ、「(ジーンズやTシャツはご遠慮ください)」や「(男性はネクタイ着用でお願いします)」といった補足を入れるだけで、相手の悩みは一気に解消されます✨。
また、「会場が寒いので、暖かい服装で来てくださいね」といった一言を添えるのも素敵ですね。

大切なのは、相手に「恥をかかせないこと」と「負担をかけないこと」です。
この2つを意識して言葉を選べば、きっとあなたの優しさは伝わりますよ。

急な弔問客に備えて|火葬後の自宅待機時における服装はどうすべき?

火葬が無事に終わり、自宅にご遺骨を持ち帰って安置した後(後飾り)も、喪主・遺族には気が抜けないタイミングがあります。
それは、式に参列できなかった方が、急に自宅へ弔問(お線香をあげに)に来られるケースです。
「終わったからもうジャージでいいや!」とリラックスしていた時にピンポンが鳴り、慌てて着替える…なんてことになったら大変ですよね。
火葬当日はもちろん、翌日くらいまでは、いつ誰が来ても対応できるような「きちんとした服装」で過ごすのが理想です。

とはいえ、ずっと窮屈な喪服を着ている必要はありません。
男性なら、襟付きのシャツにスラックス(チノパンでも可)、カーディガンなどを羽織ったスタイル。
女性なら、地味な色(黒、紺、グレー、ベージュなど)のワンピースや、ブラウスにスカートといった服装がおすすめです。

いわゆる「地味な普段着」であれば失礼にはあたりません
ただし、派手な色のエプロンをつけたまま玄関に出たり、ボサボサの髪で対応するのは避けましょう。
エプロンはすぐに外せるようにしておき、最低限の身だしなみは整えておきます。

もし、どうしてもリラックスウェアに着替えたい場合は、玄関先に「喪服やそれに準ずる服装に着替えるためのセット」をカゴに入れて用意しておくと便利ですよ。
上着を羽織るだけで対応できるような準備をしておけば、急な来客にも笑顔で「よく来てくださいました」と対応できますね。
故人様を慕って来てくださる方への感謝を込めて、最後まで丁寧な対応を心がけましょう✨。

まとめ

火葬のみ(直葬)の服装マナー完全版|家族葬で迷う「平服」の正解とNGライン

いかがでしたでしょうか?
火葬のみ(直葬)や家族葬における服装のマナーについて、様々な角度から解説してきました。
最後に、この記事の重要なポイントをもう一度振り返ってみましょう!

  • 火葬のみであっても、「準喪服(ブラックフォーマル)」を着るのが最も無難で間違いがない。
  • 案内状の「平服」は「普段着」ではなく、「略喪服(地味な色のスーツやワンピース)」のこと。
  • 本当に普段着で行う場合は、親族間で事前にしっかり合意を取り、認識のズレを防ぐ。
  • 学生は「学校の制服」が正装。迷ったら制服を着ていれば絶対に大丈夫。
  • 冬のコートは革や毛皮(ファー)を避ける。夏でも肌の露出は厳禁
  • 喪主側は参列者より格を下げない(準喪服がベスト)。案内時は具体的なNGラインを伝えると親切。

服装のマナーは、単なる「ルール」ではありません。
それは、故人様への感謝や哀悼の意を表し、参列してくれた方々への敬意を示すための「心遣い」そのものです。
「こんな格好で大丈夫かな…」と不安な気持ちのまま式に臨むよりも、自信を持って堂々と振る舞える服装のほうが、きっと故人様とのお別れに集中できるはずです。
形式にとらわれすぎず、しかし最低限の礼節を尽くして、あなたらしい温かいお見送りができることを心から願っています。
この記事が、そのための小さな手助けになれば幸いです。

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