葬儀雑学

葬儀業者の選び方の重要ポイント

葬儀業者の選び方の重要ポイント

身近な家族が亡くなった際には、悲しみに浸っている時間はそう長くはとれません。

すぐに決めなければならないこと、やらなければならないことがたくさんあるからです

 

家族が亡くなって気持ちが動揺している中で、葬儀についてどの業者にするかという大切なことを短時間で決めるというのは、大きなストレスになります。

 

この記事では、葬儀業者の選び方やその条件、葬儀業者を選ぶときに確認しておくことなどをまとめています

葬儀業者の選び方について参考にしていただければ幸いです。

 

葬儀業者の選び方が難しい理由

葬儀業者の選び方が難しい理由

普通の人であれば、自分で葬儀を執り行った経験は、ほとんどいないでしょう

そして多くの人は、日頃、葬儀のことなど考えたことがないので、どの葬儀会社がいいのか、何を基準に選べばいいのかといった情報も持っていません。

さらに多くの人は病院で亡くなるので、数時間後にはどこかに搬送しなければなりません。

 

このように、経験も知識もない人が急かされて大切な決断をしなければならないという状態になってしまうため、葬儀業者の選び方が難しくなってしまいます。

病院には登録している葬儀社があるので、その場でパッと決めてしまって、葬儀後に後悔するというケースもよくあるようです。

 

葬儀にかかる費用は平均で約200万円という大きな金額になります

他の出費であれば、あれこれ情報を集めて比較しながら慎重に検討して決めることなのですが、葬儀のことは情報が少ないままに決めなければならないということなので、葬儀業者の選び方は難しいのです。

 

葬儀業者の後悔しない選び方については、こちらの記事にも詳しく書かれていますので

参照してみてください。

後悔しない葬儀業者の選び方
後悔しない葬儀業者の選び方

続きを見る

 

葬儀業者を選ぶタイミング

葬儀業者を選ぶタイミング

病院で亡くなって数時間後に搬送しなければならない、となると比較検討する時間もあまりないので、どうしても病院に登録している葬儀業者に依頼するということになってしまいます

 

しかし、納得できる葬儀を行うためには、いくつかの業者から情報集めて説明を受けて比較したうえで選びたいものです。

 

一番いいタイミングとしては、生前から葬儀業者の情報を集めておくことです。

最近では、事前相談として葬儀業者から見積をとって比較する人も増えてきており、葬儀社側でも事前に依頼を決めた場合には大きく割引しています。

 

もし、事前に決めていない場合でも、病院ですぐに決めないほうがいいでしょう。

数時間後に搬送しなければならないとしても、搬送を依頼したところに葬儀を依頼しなければならないということではありません。

いったん安置所に搬送して、少し落ち着いた状態で情報を集めて検討することを考えてください

 

葬儀業者の選び方を間違えた時のリスク

葬儀業者の選び方を間違えた時のリスク

いい葬儀ができるかどうかは、葬儀業者選びにかかっています

葬儀はやり直しができないので、葬儀業者選びを間違えると大きな後悔につながってしまいます。

 

葬儀業者の選び方を間違えたリスクとして考えられるのは、予定よりも余計に費用が掛かってしまうことです。

 

遺族にあまり知識がないことにつけ込んで、無用なオプションやグレードアップさせて売上を高くしようとするケースがあります。

 

また、遺族や故人の意向を取り入れないで、どんどんことを進めようとするケースも考えられます。

なるべく手間をかけずに葬儀を進めたいということです。

 

葬儀業者の姿勢や取り組み方をしっかりと見極めて、納得できる依頼先を決めたいところです

 

いい葬儀業者の選び方と条件

いい葬儀業者の選び方と条件

葬儀業者を選ぶ際に、インターネットを使って検索することが増えてきています

ここで気をつけなければならないことは、検索で上位表示される業者が必ずしもいい葬儀業者とは限らないということです。中身をしっかりと確認していく必要があります。

 

では、いい葬儀業者を選ぶためには、どういったことに注意していけばいいでしょうか。

 

まずは、必ず担当者と面談をするようにしましょう。そして、見積もりを出してもらって、詳しく説明を受けるようにしましょう。

 

消費者の目を引くために価格の安さを強調している業者が多いので、その見積りに何が含まれて、何が含まれていないのか、参列者は何名を想定しているのか、といったところを確認して、各社の見積りの条件をそろえておくことが重要です。

 

そしてわからないことや条件の変更などは、どんな細かいことでもどんどん担当者に確認しておきましょう。

この時の対応が、面倒くさそうだったり、嫌々やっていたりしないかをチェックしておきます。

担当者の対応については、高額なオプションを強く勧めてくる人や、低価格のサービスを嫌がる人は避けたほうがいいでしょう。

 

そして、いろいろ確認したことは、できるだけ見積などに残しておいて、葬儀が終わった後で、事前の話と違ったということがないようにしておきます

 

業態別の葬儀業者

業態別の葬儀業者

葬儀業者を分類すると大きく4つにわけることができます。

①葬祭専門事業者

長年、地域密着で葬儀を行う葬儀専門の事業者で、葬儀業者の中では一番数が多く、全国的に展開している会社もありますが、ほとんどは中小規模で経営されています。自社で葬祭ホールを持っている業者もあります。

 

②冠婚葬祭互助会

月々の安い掛金を積み立てておくことで、冠婚葬祭のサービスを受けられるものです。互助会の葬儀なら約50%割引の場合もあります。

「ごじょスケ」では全国の互助会を案内しています。

 

 

③JA(農協)

農協の会員向けに「虹のホール」「ルミエール」の名称で葬儀事業を展開しています。

 

④その他

仏壇仏具会社、墓石会社、生協、鉄道会社、量販店、葬儀社紹介業者他、葬儀関連の会社が葬儀事業に参入してくることも増えています。

 

それぞれに特徴があるので、地域の葬儀業者について情報を集めて検討するといいでしょう。

 

葬儀業者を選ぶときに確認しておくこと

葬儀業者を選ぶ際には、こちら側の意向をしっかりと伝えておき、そのうえで業者からの提案をもらうようにしましょう

葬儀の規模や参列者の人数、日程、宗派等について、ある程度こちらの希望を伝えることで、葬儀業者にもイメージが伝わります。そこで出してもらったプランと予算を照らしながら調整していくことになります。

 

ネットの情報では、見た目の価格を安く見せるために、含まれていない項目もあるので、複数の業者を比較する際には項目や数量などの条件をそろえて検討するようにしましょう

 

まとめ

家族が亡くなって気持ちの整理がつかないうちに葬儀のことを手配するというのは、とても大変なことです。

そうした状況で選択を間違えてしまうと、大きな後悔につながりますので、できれば生前に時間をかけて情報を集めてしっかりと検討しておくことをおすすめします。

亡くなってから業者を探す場合も、その場であわてて決めてしまわず、いったん落ち着いてからにしましょう。

葬儀は1回きりでやりお直しができず、費用も200万円近くかかります。時間を有効に使って、しっかりとした業者選びをすすめてください。

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もとやま

フリーランスライターとして活動中。 主な執筆ジャンルとしては、葬儀、終活、相続のほか転職、マーケティングなど幅広い。 最近はYou Tubeマンガのシナリオ作成も手がける。

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