会葬礼状は故人を弔ってくださった参列者などへの感謝を伝えるお手紙です。
家族葬を執り行った場合であっても、故人の気持ちを考えてオリジナルの会葬礼状を作成したいと考える方は増えているようです。
しかし実際に作るとなると、どうやって作ればいいのか、用紙はどれがいいのかなど、いろいろ悩むことになるかもしれません。
この記事では会葬礼状を自作するときの作り方や、記載する内容についてまとめています。
最後まで読んでいただき参考にしていただければ幸いです。
会葬礼状とは
会葬礼状とは、葬儀や通夜に参列していただいた方に感謝の意を伝えるお礼状のことです。
忙しい中、時間を作ってわざわざ来ていただいたことに対してお礼の気持ちを表します。
最近では、葬儀や通夜の席から帰る際に、香典返しに沿えてお渡しするのが一般的です。
参列していただいた方だけでなく、香典、弔電、供花などをいただいた方にも返礼品とともにお送りします。
家族葬の場合も、家族や親族だけでなく友人・知人が出席したり弔電を送ってくることもあることや、後日弔問に訪れ香典を受取ることも考えられるので、会葬礼状を作って用意しておいたほうがいいでしょう。
会葬礼状はどうやって作る
会葬礼状は通常、葬儀会社に依頼するか、会葬礼状を扱っている印刷会社に発注をします。
葬儀会社ではプランの中に会葬礼状の費用が含まれているのが一般的です。
発注の際には、いくつかの会葬礼状のサンプルの中から好みのものを選んで印刷してもらいます。
会葬礼状の費用は、枚数によって変わってきます。葬儀会社のプランに含まれている場合も設定枚数を超えると、追加料金がかかってきます。
会葬礼状の枚数は、後日弔問に訪れる人のことも考えて、若干多めに発注するのがおすすめです。
会葬礼状を自作するときのポイント
故人に合った会葬礼状を自作したいということであれば、パソコン等で自作することはそれほど難しくはありません。
故人や家族の気持ちが伝わるオリジナルの会葬礼状をお渡したいと思う人は増えています。
ただし、亡くなってから作成するとなると、それほど時間がないあわただしい中で作業をすることになるので、最低限のマナーを守ったうえで、必要事項を忘れずに記載して作成するのがいいでしょう。
終活と会葬礼状
ここ最近は終活が広まったことで、自分らしい葬儀をしてほしいと、生前に葬儀のプランを作っておく方も増えています。
生前に葬儀のことを決める方の中には、会葬礼状もオリジナルで作成したいというケースも多いでしょう。
もし、家族の方が終活をされていて、葬儀のことをあれこれ考えているようであれば、会葬礼状についてもしっかり決めておくことをおすすめします。
自分の葬儀に来てくれた人たちへの最後のメッセージとして、自分らしい会葬礼状を作るというのは意味のあることではないでしょうか。
会葬礼状を自作するための用紙
会葬礼状に使われている用紙は、一般の手紙とは異なり、二つ折りの専用の用紙が使われることが多いです。
自作する場合は、こうした会葬礼状のための用紙を手配しておくか、専用の用紙以外でも故人のイメージに合った紙を探して使用するといいでしょう。
ある程度の高級感がある厚手の用紙が会葬礼状には適していると思われます。
ネットショップから会葬礼状に適した用紙を手に入れることができますので、探す時間がない人は、インターネット通販で購入するというのも選択肢の一つとなります。
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会葬礼状を自作するための用紙について詳しくは下記記事をご覧下さい。
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会葬礼状を自作する場合の用紙や書き方の注意事項
会葬礼状に記載することがら
葬儀会社や印刷会社に会葬礼状に依頼する場合は、いくつかのテンプレートが用意されているので、その中から選んで、あとは名前や住所を入れ替えるだけです。
会葬礼状の文案を自分で考えて自作する場合には、下記のような事柄は入れておくようにしましょう。
- はじめの挨拶
- 会葬や香典へのお礼
- 故人が生前お世話になったことへの御礼
- 略儀で済ませることへのお詫び
- 結びの言葉
- 日付
- 喪主名
宗教や宗派によって表現が違う言葉があるため、注意が必要な場合があります。
不明点があれば、葬儀会社の人に相談するといいでしょう。
まとめ
会葬礼状は、葬儀や通夜に参列していただいた方や香典、供花、弔電などをお送りいただいた方への感謝の気持ちを伝える手紙です。
亡くなった後のあわただしい中で作成するので、簡単にテンプレートから選んで作成してもらうケースが多いようです。
しかし、大変ではありますが、故人の気持ちを考えてオリジナルの会葬礼状を作成することは、もらったほうにも伝わるものがあるのではないでしょうか。
故人の人柄や気持ちが込められた会葬礼状を自作するというのも、亡くなった方への弔いといえるかもしれません。
形式や効率性ばかり考えるより、自分らしい葬儀をしたいと考える人は増えていくのではないかと思われます。
これを機会に自分や家族の会葬礼状について考えてみるのもいいかもしれませんね。