家族葬の香典は、どのように取り扱ったらいいのでしょうか。
家族葬の場合は、遺族が香典辞退する場合も。
この記事では、家族葬の香典について説明。
家族葬の香典の相場や香典に関するマナーについて解説します。
ぜひ、最後までご覧ください。
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目次
家族葬とは
最近増えている葬儀の形式に「家族葬」があります。
家族葬は故人と親しかった近親者で行う葬儀です。
ゆっくりと故人をしのべることから、家族葬を選ぶ人が増えてきています。
家族葬というと参列者を家族に限定しているように思われる方も多いようですが、どこまで参列者を呼ぶかという決まりはありません。
故人とゆかりがあった友人や知人を招くこともあります。
家族葬については、次の記事で詳しく紹介していますので、ぜひご覧ください。
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家族葬とは?知っておきたいメリット・デメリットを解説
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家族葬に香典は持参すべき?
一般葬では香典を持参しますが、家族葬では香典をどうしたらいいのでしょうか。
家族葬は故人と親しかった親族中心で行う葬儀です。
そのため、一般葬に比べると小規模になります。
遺族としては「手間を増やしたくない」「香典返しに手間をかけたくない」などの理由から、「香典辞退」としている場合があります。
そのような場合は、無理に香典を渡さないのがマナーです。
家族葬では香典を受け取る場合と、香典を受け取らない場合があります。
香典辞退の連絡を受けていない場合はどちらでも対応できるように、香典を持参した方がいいでしょう。
家族葬の香典の相場は?
家族葬の香典といっても、特別な相場があるわけでは、ありません。
香典の考え方は基本的に、一般葬と変わりません。
香典の相場は、自分に近い親等の方が亡くなった場合に高く、離れている方が亡くなった場合は、低くなる傾向にあります。
以下に亡くなった方との続柄ごとに、一般的な相場をお伝えします。
両親・配偶者の両親の場合
ご自身が喪主をしない両親の葬儀の香典相場は、ご自身の年齢に応じて下記のようになります。
20代の方 | 3万円~10万円程度 |
30代の方 | 5万円~10万円程度 |
40代以上の方 | 10万円程度 |
ご自身の両親だけでなく、配偶者の両親の場合も同じ相場です。
祖父母・配偶者の祖父母の場合
祖父母の葬儀の香典は、ご自身の年齢に応じて下記のようになります。
20代の方 | 1万円程度 |
30代の方 | 1万円~3万円程度 |
40代以上の方 | 3万円~5万円程度 |
配偶者の祖父母の場合も同じ相場です。
兄弟姉妹・配偶者の兄弟姉妹の場合
兄弟姉妹の葬儀の香典は、ご自身の年齢に応じて下記のようになります。
20代の方 | 3万円~5万円程度 |
30代以上の方 | 5万円程度 |
配偶者の兄弟姉妹の場合も同じ相場です。
叔父や叔母の場合
叔父や叔母の葬儀の香典は、ご自身の年齢に応じて下記のようになります。
20代の方 | 1万円程度 |
30代の方 | 1万円~2万円程度 |
40代以上の方 | 1万円~3万円程度 |
配偶者の叔父や叔母の場合も同じ相場です。
その他の親族の場合
その他の親族(いとこなど)の葬儀の香典は、ご自身の年齢に応じて下記のようになります。
20代の方 | 3千円~1万円程度 |
30代の方 | 3千円~2万円程度 |
40代以上の方 | 3千円~3万円程度 |
配偶者の叔父や叔母の場合も同じ相場です。
家族葬で香典を渡さないケースとは
家族葬で香典を渡さないケースがありますので、ご紹介します。
同居している家族が亡くなった場合
同居している家族が亡くなったとき、自分が喪主をするのであれば、香典は必要ありません。
これは同居していなくても、自分が喪主を務めるのであれば、同じように香典は不要です。
一般的に同居していた家族の葬儀には、香典を包む必要はないと考えられています。
ただし、香典は慣習によるところが大きく、香典を包むかどうかは個人の考え方によるところがあります。
遺族が香典辞退している場合
家族葬では遺族が香典辞退しているケースがあります。
故人の遺志や遺族の考え方など、さまざまな理由で香典辞退を決められています。
遺族が香典辞退しているときは、無理に香典を渡さないのがマナーです。
香典に関するマナー
香典に関してはいくつか知っておくとよいマナーがありますので、ご紹介します。
偶数の金額は避ける
慶事では新札を用意することが一般的です。
しかし、香典では新札を使うのはよくないこととされています。
その理由は、新札を準備していることで、あらかじめ故人が亡くなることを知っていて準備していたかのような印象があるからです。
また、香典に包む金額は「2」「4」「6」「8」などの偶数を避けるようにしましょう。
偶数は「重なる」という印象があり、葬儀の場にはふさわしくありません。
そのため、香典として包む金額は「1」「3」「5」「7」などの奇数にしましょう。
縁起の悪い数字になる金額にしない
縁起の悪い数字の金額も香典には使いません。
「4」と「9」は忌み数と呼ばれ、縁起が悪いと考えられています。
4からは「死」を連想。
9からは「苦」を連想させます。
そのため、香典は先に説明した偶数の金額と、「4」と「9」の忌み数を避けるべきです。
家族葬の相場について
家族葬は故人の家族などを中心にお見送りをする葬儀です、そのため、一般葬に比べると参列者が少ないという特徴があります。
参列者数が少ないため、家族葬の費用は一般葬に比べて低めの傾向があります。
しかし、参列者数が少ないため、葬儀のすべてを香典でまかなうのは困難です。
そのため、ご遺族に経済的な負担がかからないように、香典を多めに包む場合もあります。
家族葬の相場については、下記の記事で紹介していますので、ぜひ、ご覧ください。
家族葬の相場や費用は?特徴やメリット・デメリットを説明します
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香典辞退されても弔意を伝えたい場合
香典辞退されても、生前故人に大変お世話になった方など、どうしても弔意だけでも示したいという方もいらっしゃるでしょう。
そのような場合、「弔電」「供花」「供物」を送る方法があります。
その場合は、事前に遺族のご意向を伺ってからにしましょう。
こちらが送りたいと思っても、遺族にしてみれば負担になってしまうこともあるからです。
遺族の承諾が得られたら、いつ・どちらへ送ればよいか確かめましょう。
弔電を打つ
弔電とは、お通夜や葬儀に参列できないときなどに、故人や遺族にお悔やみの気持ちを伝える「電報」です。
電話やインターネットから申し込み、葬儀会場に直接届くようにします。
供花を送る
供花は、故人の死に対して弔意を表すために送る花です。
一般的な供花は、胡蝶蘭やユリ、菊です。
白い色の花がよく選ばれます。
供花の相場は数千円~2万円程度です。
葬儀会社や花屋に依頼し、葬儀会場に届くように手配します。
供物を送る
供物は、故人や遺族への弔意を表すために送るお供え物です。
葬儀会場では祭壇に飾られます。
供物には、お菓子や缶詰、果物が多いようです。
供物にお菓子を選ぶのであれば、なるべく日持ちをするものがよいでしょう。
供物の相場は数千円~2万円程度です。
まとめ
この記事では、家族葬の香典について解説しました。
家族葬の香典は一般葬と変わりません。
基本的には自分と親等が近い方の香典を高めにします。
この記事では、家族葬の香典の相場を示しましたが、あくまでも相場なので、故人との関係性などから金額を変えても問題ありません。
また、家族葬は参列者が少なく、葬儀のすべてを香典でまかなうのは困難です。
そこで、遺族に経済的な負担がかからないように多く香典を包む人もいるようです。
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後半では家族葬の香典に関するマナーを紹介しました。
これも特別に一般葬と変わったマナーはありません。
ただ、家族葬では遺族が香典辞退することもあるので、その点は注意が必要です。
とくにお世話になった方には、香典辞退されても弔意を示したいもの。
そのような場合は「弔電を打つ」「供花を送る」「供物を送る」方法もあります。
ぜひ、参考にしてください。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。